ホットウイスキーの魅力!リラックスしたい夜におすすめなホットウイスキー4選

 4月に入ったとはいえ、まだまだ寒い日が続きますね。少し冷え込む夜やリラックスしたいそんなときはホットウイスキーをおすすめします。一口飲めば体が温まり、ウイスキーの芳醇な香りも楽しめる・・・リラックスしたい夜に最適です。

 ここではホットウイスキーの魅力、作り方、おすすめのウイスキー、つまみ、グラスをご紹介します。

 

目次

ホットウイスキーの魅力

 ホットウイスキーとは、いわゆるウイスキーのお湯割りです。ロックやストレート、ハイボール等に比べてあまり見かける機会はないかもしれませんが、ホットウイスキーならではの楽しみ方や魅力はたくさんあります。

安くて手軽に飲める

 ウイスキーの値段にもよりますが、安価に作ることができます。700mlのウイスキーボトルから約15杯のホットウイスキーが作れるため、700ml2,000円のウイスキーから1杯約140円で作れます。とてもコストパフォーマンスがいいですね。

 また、基本的に水とウイスキーがあれば作れるため、ハイボールのように炭酸水を切らしていて作れない・・・ということもありません。

疲れた体を癒すリラックス効果

 冷え込んだ夜にほっと一息・・・そんな一日の終わりのリラックスタイムにホットウイスキーは最適です。一口飲めば冷えた体をじんわりとあたため、芳醇なウイスキーの香りは体も心も癒します。春先や秋冬のキャンプでたき火を囲みながら、ホットウイスキーで温まるのも乙なものですね。


芳醇な香りが楽しめる

 ウイスキーを適温のお湯で割ることで、芳醇な香りが湯気とともに立ち込めます。ウイスキーは温めることで香りの個性がより強まる特性があります。ウイスキーの香りを楽しむならロックかストレートと考えがちですが、ホットウイスキーならではの香りもあるということですね。

アレンジが多彩で楽しみ方が豊富

 ホットウイスキーはお湯で割るだけでもおいしく飲めますが、柑橘類やはちみつ、シナモン等相性のいいトッピングが豊富にあります。また、お湯ではなくホットコーヒーやホットミルクで割ってもおいしく飲むことができます。


ホットウイスキーの作り方

 ここではホットウイスキーの作り方を紹介します。とても簡単です。

【用意するもの】
・ウイスキー・・・お好みで(グラスの1/4程度)
・お湯・・・・・・ウイスキーの2~3倍の量
・グラス・・・・・飲む人の分だけ

1.グラスを温める

 使用するグラスにお湯を入れてグラスを温めておきましょう。これをすることで、ホットウイスキーのおいしい時間が長続きします。この時グラスは耐熱性のものを用意してください。もしグラスがなければマグカップでも大丈夫です。

2.ウイスキーを注ぐ

 カップを温めていたお湯を捨てた後、ウイスキーを注ぎます。量は好みですが、目安としてはグラスの1/4程度にしておくといいでしょう。

3.お湯を注ぐ

 ゆっくりとお湯を注ぎます。ウイスキーの2~3倍の量を入れましょう。この時に気を付けたいのはお湯の温度です。80度にしましょう。お湯の温度が高すぎるとウイスキーのアルコールが気化してしまい、せっかくの香りがすぐに抜けてしまいます。逆に温度が低すぎるとホットウイスキーの魅力であり芳醇な香りを引き出せないため、80度がベストとされています。

80度のお湯ってどうやって作るの? 

 80度のお湯が適温ということですが、どうやって作ればいいでしょうか。温度設定ができる電気ケトルや温度計があれば簡単に作れますが、ない場合はどうしたらいいでしょうか。

 やかんで作る場合の目安としては、やかんの底の泡が底面全体から出てくるような感じになって、泡がすぐはじけるようになると約80℃といわれています。

 また、電子レンジで80度にする場合は、500Wで約1分半が目安ともいわれています。その時の水温によって異なりますので、あくまで目安です。

4.ゆっくりとマドラーで混ぜる

 最後にマドラーで軽く混ぜましょう。かき混ぜすぎると冷めてしまうので、本当に軽くで大丈夫です。

 以上で完成です。簡単ですね!

おすすめの割材

ホットコーヒー

 通称『アイリッシュ・コーヒー』といわれ、元々は体が冷えた人を暖めるために考案されたカクテルです。ウイスキーの香りとコーヒーの苦み、そして砂糖の甘みが絡み合って飲みやすく、心身ともにリラックスできるでしょう。

 作り方は以下の通り。
【用意するもの】
・ウイスキー・・・・・30ml程度
・ホットコーヒー・・・適量(100ml程度)
・グラス・・・・・・・飲む人の分だけ

1.お湯でグラスを温める。
2.お湯を捨てた後、グラスに砂糖を入れる。
3.熱いコーヒーを入れた後、ウイスキーを入れ、生クリームをフロートする。

お湯割りと違い、砂糖を溶かす必要があるため、ウイスキーが後ですので注意してください。

使用するウイスキーのおすすめは、もちろんアイリッシュウイスキーです。

ホットミルク

 通称「ホットカウボーイ」と呼ばれるカクテルです。牛乳は油分があるため、ウイスキーと混ぜると、ウイスキーの香りや苦みを包み込みマイルドで柔らかな口当たりになります。そのため、ウイスキーが苦手な方にもおすすめです。

【用意するもの】
・ウイスキー・・・・40ml程度
・ホットミルク・・・適量(100ml程度)
・グラス・・・・・・飲む人の分だけ

1.お湯でグラスを温める。
2.お湯を捨てた後、ウイスキーを入れる。
3.ホットミルクを入れる。

 お好みで砂糖を入れてもOK。砂糖はホットミルク単体のときにミルクに入れたほうがよく溶けます。ウイスキーと混ぜ合わせる前に砂糖を入れましょう。

使用するウイスキーは、バーボンがおすすめです。

ホットティー(温かい紅茶)

 日本ではあまりお酒との組み合わせはみない紅茶ですが、アイルランドでは日常的に飲まれています。通称「アイリッシュアフタヌーン」と呼ばれ、香り豊かな紅茶と芳醇でコクのあるウイスキーは相性抜群です。

【用意するもの】
・ウイスキー・・・・30ml程度
・温かい紅茶・・・・適量(120ml程度)
・グラス・・・・・・飲む人の分だけ

1.お湯でグラスを温める。
2.お湯を捨てた後、ウイスキーを入れる。
3.温かい紅茶をゆっくりと入れる。

 お好みでフルーツジャムやレモン、シナモンスティックを加えるとアクセントがついて良いです。
使用するウイスキーは、アイリッシュウイスキーがおすすめです。

ホットウイスキーに合うウイスキーの選び方

 さてどのようなウイスキーがホットウイスキーに適しているでしょうか。ホットウイスキーは、そのウイスキーの香りが際立たせるため、元々癖の強いウイスキーをお湯割りにすると、その独特の香りが前に出すぎてしまい、バランスの悪いものになるかもしれません。

 そのため、個性の強い「シングルモルトウイスキー」よりは「ブレンデッドウイスキー」のほうがホットウイスキーに適しているといえます。

 よって、味がわかる銘柄の場合は癖の少ないウイスキーから、味がわからない銘柄から選ぶ場合は、「ブレンデッド」であるかどうか確認しましょう。

 ※ウイスキー上級者は「シングルモルト」をお湯割りすることで、シングルモルトの癖の強さえぐみを堪能する・・・という楽しみ方もありです。



 「ブレンデッド」とか「シングルモルト」って何?という方向けに簡単に説明すると、「シングルモルト」は、1つの蒸留所で作られ、原料は大麦麦芽(モルト)100%のもので、癖の強いお酒が多いことが特徴です。「ブレンデッド」は複数の原料を使ったウイスキーを混ぜたもので、癖が少なく飲みやすいお酒が多いことが特徴です。詳しくは以下の記事が参考になるかと思いますので、よかったら読んでください。

ホットウイスキーにおすすめの銘柄4選

定番のウイスキーはホットでもおいしい「ジムビーム」

 「ジムビーム」は、ブレンデッドのバーボンウイスキーです。「ジムビーム」はロックやハイボールで飲むと、バーボンの中では癖が少なく飲みやすい部類です。しかしホットウイスキーにすると、控えめだったホワイトオークの香りが引き出され、新たな一面を見せてくれます。値段は1,300円程度ととてもお手頃価格です。


アイリッシュコーヒーに最適「タラモアデュー」

 「タラモアデュー」は、ブレンデッドのアイリッシュウイスキーです。パイン・レーズンのような甘い香りが特徴で、味はフルーティです。

 アイリッシュコーヒーに最初に使われたウイスキーとしても有名で、アイリッシュコーヒーで飲んだ場合、コーヒーの酸味が引き立ちます。


だるまの愛称で親しまれるジャパニーズウイスキー「オールド」

 「オールド」はブレンデッドのジャパニーズウイスキーです。だるまのような特徴的な見た目で、ウイスキーといえばこの瓶姿を思い浮かべる人も多いと思います。華やかなベリー系の風味とキャラメルの香りがホットウイスキーにすると際立ちます。

 サントリーはホットウイスキー用として「オールド」を売りに出していたこともあり、ホットウイスキー入門としておすすめのウイスキー銘柄です。値段も1,800~2,000円程度でお手頃ですね。 

 

 「サントリーオールド」の魅力についてもっと知りたい方は、こちらの記事を読んでいただけると幸いです。

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まろやかでバーボンの甘味が全面にでる「メーカーズマーク」

 「メーカーズマーク」は、ブレンデッドのバーボンウイスキーです。一般的にバーボンにはライ麦が使用されますが、「メーカーズマーク」は冬小麦を使用することで、ふくらみのあるまろやかさを実現しました。

 ホットウイスキーにすることで、その甘味やバニラの香りが強調され、まろやかでやわらかい味わいと甘い香りが楽しめます。値段も2,000円程度と手頃です。


ホットウイスキーにおすすめのつまみ

 一般的にウイスキーに合うおつまみといえば、チョコレートやナッツ系、チーズやオリーブなどが定番ですが、特にホットウイスキーに合うものとして、チョコレートがおすすめです。

 ホットウイスキーで口の中が暖まるため、チョコレートが普段よりも早く溶けます。このチョコレートがとろける感触はホットウイスキーならではのおいしさで、チョコレートの甘味がウイスキーの風味を際立たせます。


ホットウイスキーにおすすめのグラス

 特にこだわりがなければ耐熱性さえあれば何でもOKですが、マグカップのような不透明なものだと量を調整するのが少し難しいかもしれません。

 そのため、選び方としては以下の点を重視すればいいでしょう。

・耐熱性があること
・分量が見えやすいこと
・小さめの容器(200~300ml)であること


 器が大きいと飲んでいる途中でホットウイスキーが冷めてしまうため、小さめがいいでしょう。

 ここではホットウイスキーにおすすめのグラスを紹介します。

日本唯一の耐熱ガラスメーカー「ハリオ ホットグラス」

 お店でホットウイスキーを頼むとこちらのグラスが出てくることがあるかもしれません。それだけスタンダードなグラスということですね。耐熱ガラスを使用しているため、ホットでの使用が主ですが、当然冷たい飲み物を入れても問題ありません。

 グラス部分と取っ手部分が分離できるため、グラス部分のお手入れも簡単で、もし割ったとしてもグラス部分だけ購入できるので安心です。


シンプルなダブルウォールグラス「ボダム パヴィーナ」

 シンプルでお洒落なデザインのグラスです。こちらはダブルウォール(二重構造)グラスなので、飲み物がぬるくなりにくく、手で直接持っても熱くないという利点があります。


ホットウイスキーでリラックス

 まだまだ寒い日が続きますが、ホットウイスキーで体も心も暖めてリラックスしてはいかがでしょうか。

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