新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、東京都外に行くのは避けようということになり、都内のキャンプ場を探しました。そこで檜原村にある「神戸園(かのとえん)キャンプ場」を見つけ、2020年8月下旬に2泊3日で滞在してきました。
いい所でしたので、情報共有と備忘録を兼ねて記事にしました。
2020年夏から始動した初心者30代ファミリーキャンパー。子どもの頃から家族でたくさんのキャンプ場をまわってきましたが、親の立場で行くキャンプは初。キャンプ初心者にも過ごしやすそうな「神戸園キャンプ場」を選びました。
サイト案内・自然環境
※神戸園キャンプ場はテント泊ができるオートサイトとデイキャンプ用の河原サイトがあります。今回は利用したオートサイトをご紹介します。
神戸園に着くとすぐ左手に受付(お食事処兼売店)と駐車場があります。そこより上部にオートサイトがあります。今回はファミリーキャンプ・デビューということもあり、安心のために電源付サイトにしました。
サイトの大きさは少し狭め
私たちはたまたまなのか予約したのが早かったからなのか分かりませんが、電源付サイト2区画使えることになりましたので、大きいテントや四半世紀使っている巨大タープも難なく張ることができました。ですが、上の写真にあるように他のキャンパーさんたちは狭そうでした。テントの隣はすぐお隣さんの車、という感じです。
サイトは砂利なので少し石拾いが必要
サイトは基本的に一般的な駐車場に見られるような砂利です。ペグ打ちは力が要ります。力の伝わるハンマーを用意しましょう。またテントの寝室側は石拾いをした方がいいですね。サイトの端は土が少しあるのですが、ここは反対に柔らかすぎてペグが刺さりませんでした。転がっているコンクリート片(直火できます!)などを用いて自在ヒモを固定しました。
街灯が明るすぎる…
オートサイト入口に街灯があるのですが、夜中もギンギンでまぶしい!テントに明かりが入ってきて寝るのが難しかったです。またせっかくの夜空も見えづらくなっていたのでどうにかならないかなと思うほどでした。
避暑地としては微妙?
夏場で厄介だったのは暑さです。檜原村は海抜224mで1~2℃は都心よりは気温が低かったですが、それでも連日猛暑日が続いていた東京都内の檜原村。暑さはなかなかのものでした。テント設営は汗だくになりました(私が不慣れなせいもありましょう)。明け方はそれなりに気温も下がり寝心地もよかったのですが、オートサイト奥側は朝から直射日光が容赦なく注ぎ、タープや日除けなしでは苦しいです。午前8時前にはオートサイト手前側(電源付サイト)にも暑い日差しが…。夏場利用の際は日除け対策を十分にしてください。
施設・設備
受付(食事処兼売店)で欲しいものは一通り揃います
チェックインしたら初めに精算をします。次に各施設の説明などを丁寧にしてくれます。釣り堀で釣った魚を捌いて焼いてくれます(別途有料)。飲み物や少ないですがお菓子、アイスもあります。檜原村特産のじゃがいもアイス(この日は売り切れてました)も!
薪が480~500円、炭3kgが1400円でした。新型コロナウイルス対策としてアルコール除菌が設置してありました。
ウォシュレット付洋式トイレ
2台あります。1台はウォッシュレット付。中はよく清掃されていてキレイでした。子どもたちにも抵抗感はなかったようです。手洗い水道は外にあります。泡石鹸付きです。
男性トイレは3台あります。こちらも中はとてもキレイで虫の巣などもなく気になるところはありませんでした。
炊事場のほかにジャングルジムと滑り台も
左手に見えるのが炊事場です。その奥にジャングルジムがありました。その後ろには屋根を再利用した滑り台も。「檜原村観光協会」のホームページにあるように「ファミリー向け」かな~と思えた瞬間でもありました。テントなどを設営している間、子どもたちはジャングルジムで遊んでいました。
写真写りが悪いですが、キレイな炊事場です。トイレ脇に1か所とオートサイト端に1か所あります。洗剤、スポンジ、たわしは常備されています。水道は小川と同じくあまり冷たくありません。
連泊客が利用できるシャワー
3分200円のコイン投入式です。水圧はかなり低めでした。お湯はでますが温度調節には時間を要します。シャンプー、リンス、固形石鹸は常備されていました。シャワー室は日中、施錠されているので利用するときは受付に声をかけます。20時までの利用です。ただし、利用できるのは連泊している方だけということらしく、他のキャンパーさんは車で少し行ったところにある温泉施設を利用されているようでした。
自動販売機も完備
キャンプ場入口付近に自動販売機が1台あります。売店が21時には閉まってしまうので、何か飲み物が欲しいときはここを利用します。値段も良心的です。
釣り堀では釣った魚が食べられます
ニジマスとヤマメが釣れます。貸竿と練餌付で300円、放流禁止で全尾買取でニジマス300円、ヤマメ400円です。かなり食いつきがよくて、はじめこそ数分かかりましたが、魚たちが餌があることが分かると1分あればじゃんじゃん釣れちゃいます。釣りすぎ注意です。受付で清算したあと、捌いて塩漬けしてくれます。焼くのは有料になりますが、食事処で食べることができます。
ほとんどのゴミはキャンプ場に捨てられます
受付で1袋20Lのゴミ袋が100円で購入でき、ゴミ袋に入れたものは捨てて帰ることができます。瓶、缶、ペットボトルは持ち帰りです。炭を捨てる場所もゴミ捨て場近くにありました。
アクセス
都内市部から1時間半と手ごろな距離
高速道路は利用せず都内市部から1時間半くらいでした。甲州街道と新奥多摩街道を使って秋川街道へ。武蔵五日市駅辺りまで大きな道路で運転しやすかったです。
神戸園キャンプ場ぎりぎりまで山道もほとんどなく運転は難しくありません。行きやすいキャンプ場と言えると思います。車で行けば温泉施設、檜原村郷土資料館、神戸国際マス釣り場もあります。
ただし、近くにスーパーやコンビニなどはないので街があるうちに買い出しはしておきましょう。
バスでもアクセスが良い
檜原村観光協会によると最寄りのバス停は「神戸岩入口」(徒歩25分)となっていますが、キャンプ場入口にバス停がありました。ワゴンバスがキャンプ場入口の目の前まで走っているようです。西東京バスで「武蔵五日市駅」から「郷土資料館」で降り、「郷土資料館」からやまびこ号に乗車すれば「神戸園入口」まで行くことができます。詳細は以下のサイトをご覧ください。
「檜原村デマンドバス やまびこ」
「やまびこ号神戸線時刻表」
周辺の自然環境
川遊びができる緩やかな川
下流200~300m下ると小川に降りることができます。先にある滝の辺りは深いところで大人の腰くらいなので子どもはライフジャケットや浮き輪などがあったほうが安心かと思いますが、流れも急ではないので川遊びは十分に楽しめます。
パワースポットで有名な神戸岩
東京都の天然記念物に指定されている神戸岩(かのといわ)はパワースポットとして有名になってきました。キャンプ場から1kmなので歩いて15分位です。車ならすぐです。
基本データ
名称 | 神戸園(かのとえん)キャンプ場 |
住所 | 東京都西多摩郡檜原村神戸8018 |
電話番号 | 042-598-0107(電話予約のみ) |
オープン期間 | 3月下旬~11月末 |
施設 | 宿泊、デイキャンプ、食事処、釣り堀、ペット可、 水洗トイレ、コイン式シャワー、炊事場 |
駐車料金 | 車1台500円、バイク1台300円 |
バンガロー | 5人用、8人用、16人用 |
受付 (食事処兼売店) |
レンタル品有り。薪・炭、飲み物、酒類、お菓子、 アイス、調味料販売有り。炭持ち込み可、直火可 |
その他 | カード決済不可 |
オートサイト
利用料金 | テント持込1区画4,000円、電源使用料500円、 キャンピングカー 大型6,000円、小型4,500円 |
チェックイン | 14:00 |
チェックアウト | 10:00 |
デイキャンプ
利用料金 | 大人(中学生以上)500円、子ども(小学生まで)300円 |
チェックイン | 10:00 |
チェックアウト | 17:00 |
まとめ
初心者には過ごしやすく、おすすめなキャンプ場でした。
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