【レビュー】ウォッカ・スミノフのイギリス産と韓国産で飲み比べ!味の違いや入手方法についてご紹介!

 ウォッカといえばこの「スミノフ」を思い浮かべるぐらい有名な「スミノフ」ですが、日本で販売されているものは原産国によって味わいに大きな違いがあるのをご存じでしょうか?

 この記事では「スミノフ」の違いや入手方法を、実飲レビューを交えてご紹介します。

目次

スミノフとは?

 スミノフとは、ウォッカのブランド名であり、世界で最も売れているウォッカです。

 スミノフが販売しているウォッカは3種類で、それぞれ「スミノフ」、「スミノフブルー」、「スミノフブラック」があります。

 一般的にスミノフと言えば、この赤いラベルの「スミノフ」を思い浮かべると思いますが、他の種類と混同しないように、そのラベルの色から「スミノフレッド」と呼ぶこともあります。

 それぞれの違いは以下の通りです。

  • スミノフ    :スタンダードウォッカ。アルコール度数は40度
  • スミノフブルー :スタンダードウォッカ。アルコール度数が50度
  • スミノフブラック:丁寧に蒸留されたプレミアムウォッカ。アルコール度数は40度

 スミノフが基本のウォッカとして、スミノフブルーはアルコール度数が多い版、スミノフブラックは高級なウォッカとして販売されています。

 コンビニやスーパーではスミノフのみが販売されていることが多いです。スミノフブルーやブラックが欲しい時はネット通販か酒屋さんに行きましょう。

スミノフの韓国産とイギリス産の違いは?

 日本で販売されているスミノフには、原産国が韓国産とイギリス産の2種類があります。

スミノフの原産国による違い①ラベル

 当たり前ですが原産国が異なるため、ラベルと原産国表示が異なります。韓国産は透明なラベルで、イギリス産は白いラベルとなっています。(左:韓国産、右:イギリス産)

 また、原産国表示と関係のないメインラベルも微妙にサイズやカラーが異なっています。(左:韓国産、右:イギリス産)

 PURITYの文字の色が韓国産は水色、イギリス産は黒色となっています。

スミノフの原産国による違い②味わい

 これが最大の違いでしょう。韓国産とイギリス産で「味わい」が大きく異なります。
ネットで調べたところ、複数の方が原産国による味わいの違いについて言及していたため、ご紹介します。

★☆☆☆☆ まっずい

 消毒アルコールの臭いがして飲めたもんじゃない。前飲んだスミノフはおいしかったのにどうしたかと思えば、産地が・・・。2度と買わん 

出典:まっずい (amazon.co.jp)

★☆☆☆☆ 味が各段に落ちた

 ウォッカやウィスキーを一晩で0.5リットル飲んでも悪酔いしたことが無いのだが、このウォッカは少量でも翌日ひどい悪酔いになった。以前飲んだスミルノフはもっとクリアな味だったのだが、今回は一口飲んで「あれ?何このにごった味わい?」と感じ、それでもロックで飲んだが満足度はかなり低く翌日酷い二日酔い。

 体調のせいかと日を置いて少量のんだが、やはり頭痛が残る。
数日後、レビューを読んでいてまさかの原産国・・・・
ショックを受けた。

 ボトルは半分以上捨てました。
二度と買いません。

出典:味が各段に落ちた (amazon.co.jp)

 これらのレビューを読む限り、「以前は美味しかったが、原産国が韓国産になってからは美味しくなくなった」という意見が見られます。(アマゾンで売られているものは韓国産)

 しかしこれらのレビューは同時に飲み比べたわけではないため、本当に韓国産とイギリス産が違うのかどうかはわかりません。

 そのため、今回は韓国産とイギリス産を両方用意して、同時に飲み比べてみようと思います。

スミノフレビュー 韓国産とイギリス産飲み比べ

 それでは実際に韓国産とイギリス産を飲み比べてみようと思います。

 飲み方は、一番違いがわかるストレートで比べてみます。

 まず、飲む前に香りを確認してみると、香りが明らかに違います韓国産は甘味のある香りに対し、イギリス産はほぼ無臭です。

 次に味ですが、味も違いがありました。
韓国産は甘味があり、後から苦みがきます。
イギリス産はドライで、終始苦みがありましたが、韓国産のような甘味、言うなれば雑味はありませんでした。

 悪酔いや二日酔い等の違いはわかりませんでしたが、味や香りは明らかに違うことがわかりました。どちらが美味しいかは好みですが、クリアな味わいを楽しみたかったり、カクテルを作る際にできるだけ雑味を抑えたい場合はイギリス産が良いように思えます。

スミノフレビュー 韓国産とイギリス産で何故味が違うの?

 あくまで推測ですが…

 何度か飲み比べたところ、韓国産の甘味は「JINROのような韓国系焼酎の甘味」によく似ている印象を受けました。何故韓国産とイギリス産でこのような違いが生まれるのかわかりませんが、韓国系焼酎に類似した甘味を考えると、もしかしたら蒸留や、「ろ過」の仕方が異なる可能性があります。

 特に「ろ過」は、ウォッカのクリアな味わいを成立させるのに重要な工程であり、他の蒸留酒にはない特徴である無味無臭に近づく要因でもあります。韓国産は韓国系焼酎のような甘い味わいがあることから、「ろ過」の仕方がイギリス産と異なるのかもしれません。

スミノフ(イギリス産)の入手方法は?

 確実に入手可能!とは言えないのですが、私が確認した限りではコストコやリカーショップ等ではイギリス産が販売されていることが多いようです。私が行くコストコではイギリス産のみが販売されていました。

 スーパーやコンビニ、ネットショップではほぼ韓国産であるため、確実に入手したい方はコストコやリカーショップ等を見てみてはいかがでしょうか。

 また公式からの発表は確認できませんでしたが、徐々に韓国産からイギリス産に変更しているようです。そのうちスーパーなどで購入できるスミノフもイギリス産になるかもしれません。

 また、種類は違いますが「スミノフブラック」はイギリス産です。プレミアムウォッカなので通常のスミノフよりも美味しく、ネット通販でも気軽に購入できますので、こちらもおススメです。

 「スミノフブラック」の実飲レビューはこちらです。

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まとめ

  • 韓国産
    甘味のある香り、韓国系焼酎のような甘味、後から苦みがくる
  • イギリス産
    ほぼ無臭、ドライ、一定の苦みが継続

 こんなにも味わいが異なるとは思いませんでした。ちょっとびっくりですね。

 今回の記事を書くにあたって、コンビニやスーパー、あるいはネット通販などを確認しましたがほとんど韓国産でした。入手方法は限られますが、韓国産スミノフを飲んだけど合わなかったという方は、是非イギリス産を飲んでみてください。

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