微アルコールビールは飲酒運転になるのか?未成年者の購入・飲酒は?

ノンアルコール
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 今年新登場の「微アルコールビール」。お酒ではないのに、本格的なビールの味が楽しめる飲み物で、あまり酔いたくないときやお酒に弱い人でも安心!…なのですが、気を付けてください。

 微アルコールビールを飲んだ後車を運転した場合、飲酒運転で検挙される可能性があります。

 この記事では

  • 微アルコールビールについて
  • 微アルコールビールは飲酒運転になるのか?
  • 微アルコールビールは未成年が購入・飲むことはできるのか?

…などなど、微アルコールビールの疑問やヤヤコシイ点についてご紹介します。

忙しい人用まとめ

  • 微アルコールビールとは、微量のアルコールを含んだビールテイスト飲料(お酒ではない)
  • 微アルコールビールは法的にはノンアルコールだけど、取り扱い上はほぼお酒
  • 微アルコールビールを飲んだ後、運転してはダメ
  • 微アルコールビールは未成年が購入・飲用してはダメ
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微アルコールビールとは?

 

そもそも「微アルコールビール」って何?

 微アルコールビールとは、微妙のアルコールが含まれたビールテイスト飲料です。

 お酒が苦手な人や次の日に早いからあまり深酒ができないときなど、ビールをがっつり飲めないときでも本格的なビールが楽しみたいという需要に答える形で生まれた商品だそうです。

 具体的な商品としては、2021年6月からアサヒビールが販売している「BEERY(ビアリー)」や、同年9月に販売開始したサッポロビールの「サッポロ The DRAFTY」があります。まだ2社だけですが、今後ほかの大手ビールメーカーも追従するかもしれません。

微アルコールビールとノンアルコールビールの違いは?

 微アルコールビールとノンアルコールビールの違いは、名前の通り、微量のアルコールが含まれているか、アルコールが一切含まれていないかです。

  • 微アルコールビール :含有アルコール量が1%未満の飲料
  • ノンアルコールビール:含有アルコール量が0%の飲料

法的にはどちらも同じ

 アルコールの含有量が異なると言いましたが、実は法的にはどちらも「ノンアルコール飲料」として定義されています。

ノンアルコール飲料
含有アルコール量が1%未満の飲料だが、通常、清涼飲料水は含まない。(以下略)

出典:ノンアルコール飲料 | e-ヘルスネット(厚生労働省) (archive.org)

 

じゃあなんで「微アルコール」という言い方をしているの?

 それは「紛らわしいから、(酒類販売業界が自主規制的に)名前を変えた」ためです。

 以前は1%未満のアルコールを含む飲料もノンアルコールと表記していました。

 しかし2000年代、飲酒運転の厳罰化に伴い、「ノンアルコールと書いてあるが人によっては酔っぱらうじゃないか」「未成年でも飲めるのはいかがなものか」と問題になり、最近の酒類販売業界は自主規制的にノンアルコール=完全にアルコールが入っていない物に限定しているようです。

 よって、アルコール度数1%未満のものは、微アルコールと表記することで差別化を図っているように思われます。

 あくまで自主規制なので、ノンアルコールと表記しつつ微アルコールなものも存在しており、また、今後登場する可能性はあります。

微アルコールはビールと同じ製法からアルコールを抜いたもの

 いわゆる「微アルコールビール」の先駆けである「ビアリー」は、ビールと同じ製法で醸造した後、アルコールを蒸留してアルコールを抜いているそうです。

  また、サッポロビールの微アルコール「サッポロ The DRAFTY」も同様の造り方をしていました。

 このように、ほぼビールと同じ製法なため、「微アルコールビール」は「お酒に弱い方」や「次の日に影響を及ぼさない程度にしたい方」でも本格的なビールのような味わいが楽しめるわけですね。

 一方0%のノンアルコールビールは、製造方法が異なります。発酵を抑えてアルコールが生成されないようにしたり、風味を添加したりしているため、ノンアルコール独特の味わいになってしまい、ビールの代替品としては今一つとなっているようです。

 私も実際に微アルコールビールの「ビアリー」と「ザ・ドラフティ」を飲んでみましたが、発泡酒や第3のビールよりビールらしさがあるように感じました。

 ビールに比べライトな味わいですが、少なくともノンアルコール独特の風味とは全く違い、ノンアルコールは苦手でも微アルコールは好きという方は増えていくでしょう。

 微アルコールビールの味が気になる方はこちらの記事をどうぞ!

微アルコールビールを飲んだ後、車を運転していいの?

 さて本題ですが、微アルコールビールを飲んで車両の運転はしても良いのでしょうか?

 結論から言うとダメです。絶対にやめてください。

微量のアルコールでも飲酒運転(酒気帯び運転)になり得る

酒気帯び運転は呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上だから、少量なら大丈夫じゃないの?

 と思う方もいるかもしれません。

 体重60㎏の人が酒気帯び運転の基準に引っかかる飲酒量は、アルコール度数5%のビールを350ml飲む程度であり、0.5%の微アルコールビールであれば数本飲んでも基準値に達しないかもしれません。

 ですが、これはあくまで参考数値です。

 お酒に強い・弱い等の体質や、その日の体調、胃の状態等により、この数値は変動します。あくまで参考程度であり、微アルコールビール数本なら検挙されないということではありません。微アルコールビールとはいえ、少しでも飲んだら運転は控えましょう。

アルコールの血中濃度の計算式

アルコール血中濃度(%)=飲酒量(ml)×アルコール度数(%)/833×体重(kg)

出典:お酒を飲んだ後の血液中のアルコール濃度は推定できるのでしょうか?|人とお酒のイイ関係|アサヒビール (asahibeer.co.jp)

アルコールの血中濃度と呼気中アルコール濃度の関係

0.03%≒0.15mg/L

出典:飲酒が運転に及ぼす影響|人とお酒のイイ関係|アサヒビール (asahibeer.co.jp)

運転手の心得としてアウト

 そもそも、基準値以下だとしても、アルコールにより運転に悪影響を及ぼします。

 車の運転とは、正常時ですら人の命を奪いかねないものです。

 自ら危険な要素を増やして運転することはやめましょう。

メーカーが禁止している

 当然メーカーも微アルコールビールを飲んだ後は、運転を禁止しています。

本商品は、微量ながらアルコールが含まれるため、運転される方は飲用をおやめください。
※飲酒運転は法律で禁止されております。

出典:よくあるご質問 | アサヒ ビアリー | アサヒビール (asahibeer.co.jp)

アルコールを含んでいるため、運転者は飲用をおやめください。
※飲酒運転は法律で禁止されております。

出典:ザ・ドラフティ | サッポロビール (sapporobeer.jp)

微アルコールビールは未成年が購入・飲用していいの?

 ノンアルコールも微アルコールも法律上は酒類ではないため、購入可能ですが、酒類販売業界として自主規制して販売をお断りしています。試しにリカーショップで購入してみましたが、年齢確認のボタンを押すように言われました。

酒類の広告審査委員会 -自主基準 自主基準の遵守等- (rcaa.jp)

 しかし、私の近所のコンビニでは、特に年齢確認はされず、またセルフレジでも購入できたため、事実上未成年による購入はできてしまいます。(通常セルフレジでは、お酒などの年齢確認が必要なものは購入できません)

 とはいえ、メーカーや業界は未成年の購入・飲用を禁止していますので、今後コンビニでも購入ができなくなると思われます。

この商品は20歳以上の方の飲用を想定して開発しました。本商品は、微量ながらアルコールが含まれるため、20歳未満の方は飲用をおやめください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されております。

出典:よくあるご質問 | アサヒ ビアリー | アサヒビール (asahibeer.co.jp)

本商品は20歳以上の方の飲用を想定して開発しました。アルコールを含んでいるため20歳未満の方は飲用をおやめください。
※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。

ザ・ドラフティ | サッポロビール (sapporobeer.jp)

まとめ

 このように、微アルコールビールは、法的にはノンアルコール飲料、取り扱い上はほぼお酒というヤヤコシイものでした。

 ですが、メーカーが推奨するように、普通のビールでは飲むのを止めていたシーンでも飲みやすく、普通のビールより安いため、より気軽に飲める選択肢ができたのは消費者としてはうれしい点です。

 

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