ここ数年、アメリカで大流行している「ハードセルツァー」。日本でも今年に入ってサッポロビールやコカ・コーラがハードセルツァーの発売を開始しました。
この記事では「ハードセルツァー」について簡単に解説します。
ハードセルツァーとは?
ハードセルツァー(Hard Seltzer)とは、低アルコール炭酸飲料のことです。
元々セルツァー(Seltzer)は炭酸水のことで、それにアルコールを加えたものをハードセルツァーと言います。
低アルコール炭酸飲料・・・ってチューハイと何が違うの?
厳密な区分はありませんが、ハードセルツァーとチューハイの違いは以下の通りです。
項 目 | ハードセルツァー | チューハイ |
---|---|---|
区 分 | 低アルコール炭酸水 | 低アルコール炭酸水 |
味 | 甘さ控えめが主流 | 甘いものが主流 |
アルコール 度数 | 2~5% | 3~9% |
アルコール の種類 | サトウキビ由来のアルコールが主流 | 焼酎・ウォッカ等の蒸留酒が主流 |
カロリー | 100kCal未満 | 100~180kCal |
このようにハードセルツァーは、チューハイよりも低アルコールでカロリーも低く、ヘルシー志向な飲み物と言えます。
また、チューハイは甘いものが主流ですが、ハードセルツァーは甘みを抑えたものが多く、
軽くお酒を飲みたいけど、甘いのはちょっと・・・
というとき新たな選択肢として受け入れられるでしょう。
このようにハードセルツァーとチューハイは違うお酒ではありますが、かなり共通点が多いです。
そのため、ハードセルツァーを「アメリカ版チューハイ」と称するメディアもありました。
ハードセルツァーは何故アメリカで大流行?
今までのアメリカは日本とは異なり、チューハイの様なお酒はあまり流行っていなかったようです。
何故最近になって「アメリカ版チューハイ」であるハードセルツァーが大流行しているのでしょうか?
ヘルシー志向な人々にマッチ
近年アメリカでもヘルシー志向が強まっており、アルコール度数が高いお酒や糖質の高いジュース等を避ける傾向が増えてきました。
アルコール度数の高いウォッカや糖質の高いビール等を避け、低アルコール度数、低カロリー、低糖質なハードセルツァーが、そうしたヘルシー志向な人々のニーズに応え大人気になったようです。
見た目がスタイリッシュ
缶の見た目がスリムで、デザインがスタイリッシュであるため、若者を中心に人気が出ているようです。
アメリカ現地の大学生に話を聞きましたが、女子大学生のほとんどは「ハードセルツァー」、男子大学生もビール又はハードセルツァーを飲むのが一般的になっているようです。
日本でハードセルツァーを買うには?
まだ種類は少ないですが、アマゾン等のインターネットで気軽にハードセルツァーを購入できます。
輸入にコストがかかっているせいか、Trulyは1本当たり390円と少々高いです。
サッポロビールがハードセルツァーを製造・販売しています。こちらは1本当たり150円程度とかなりお手軽な値段となっています。
また、2021年9月からコカ・コーラ社が日本でハードセルツァー「トポチコ(topochico)」を発売開始しました。
こちらはサッポロビール社の物とは異なり、既にアメリカ現地で販売されている物を日本でも販売する形です。
まだ関西エリアのみで、全国での販売はしていないようですが、関西で人気が出れば、今後日本でも気軽に購入できるようになるのではないでしょうか。
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