「ボンベイサファイアってどんな味?」
「どんな飲み方がおいしいんだろう?」
という方におすすめです。この記事ではボンベイサファイアの味について、それぞれの飲み方でレビューします。
ボンベイサファイアとは?
ボンベイサファイアとは、ボンベイ・スピリッツ社が販売しているプレミアム・ジンです。プレミアムの名に恥じない、ブルーに輝く高級感あるボトルが目を引きますね。
世界で最も売れているプレミアム・ジン(出典)であり、世界中で愛用されています。
イングランドのお酒なのに何故「ボンベイ」?
名前に「ボンベイ」とあることからインドのお酒?と思われるかもしれませんが、こちらはイングランドのチェシャー州で製造されています。では、何故インドの都市「ボンベイ(現在はムンバイ)」の名が付いているのでしょうか?
その理由は、当時イギリス領であった「ボンベイ」の名にあやかったため。19世紀当時、インドはイギリス領であり、「ボンベイ」は広大なイギリス領土の中でも特に栄えていました。その「ボンベイ」のように繁栄するよう、当時販売していたジンに「ボンベイ・ドライ・ジン」と名付けてたそうです。
公式のテイスティングノート
公式サイトには次のように書いてありました。
ボトルから注いだ瞬間、カクテルとも呼べる、深く華やかな香りと味わいが特長のプレミアム・ジン。
ボンベイ・サファイアのスムースな味わいの決め手になるのが、ボトルのサイドにも描かれている、世界中から厳選された10種類のボタニカル。独自の製法により、ボタニカルの香り高い部分だけを吸収させることで、スムースで複雑な味わいを作り出します。
出典:ボンベイ・サファイア |ボンベイ・サファイア|バカルディ ジャパン株式会社【BACARDI JAPAN】
10種類のボタニカル(植物由来の香料)による香り高くスムースで複雑な味わいとのこと。美味しそうですね。
スペック
商品名 | ボンベイサファイア |
---|---|
カテゴリー | ロンドン・ドライ・ジン |
メーカー | ボンベイ・スピリッツ社 |
販売会社 | バカルディ社 |
販売開始 | 1987年 |
内容量 | 750ml |
アルコール度数 | 47度 |
原産国 | イングランド |
原材料 | グレーン(穀類) |
香料等 | ジュニパーベリー レモンピール コリアンダー アンゼリカ オリス ギニアショウガ クベバ カシアの樹皮 アーモンド スペインカンゾウ |
アルコール度数は47度でかなり高いですが、ジンとしては標準です。(40度か47度がスタンダード)
販売開始は1987年と比較的最近ですが、それでもボンベイサファイアがジンの代表的銘柄として扱われるのは、それだけ革新的なジンだったから。
1980年代、ジンは古臭いお酒として売り上げが低迷していましたが、ボンベイサファイアは「ラグジュアリーな瓶のデザイン」で「新しい製造技術によるスムースな味わい」を実現し、今までの古臭いイメージを払拭する「プレミアム・ジン」という新たなジャンルを確立しました。
ボンベイサファイアのインパクトは非常に大きく、GIN(ジン)とINNOVATION(イノベーション/革新)を合わせた「GINNOVATION(ジノベーション)」という造語が生まれるぐらい革新的だったようです。それ以来世界中で愛飲されています。
ボンベイサファイア レビュー①みんなの口コミ
ボンベイサファイアの口コミを集めてみました。
★★★★★2,000円未満のジンの最高峰か?
(前略)
出典:2,000円未満のジンの最高峰か? (amazon.co.jp)
本品はアルコール度数47%ということで、ビーフィーター ジンと比べるとちょっと濃いめでキツいかな、という感じです。
ただしその濃い口ゆえに、ストレートで飲んでも全然イケます。他のレビューアーさまの作法に従い、冷凍庫でキンキンに冷やしたものも試しましたが、これもイケました。もちろん炭酸水、トニック・ウォーター、サイダーで割ってもよし、オレンジ、グレープ・フルーツ、そしてライム等の柑橘系のジュースは相変わらずのベスト・マッチと思われます。しかも私的にはウィスキーよりも喉ごしが良くて、酔い加減が穏やかなので、どんどん飲めてしまうのが怖い(笑)。この美味しさであれば値段もそれほど高いとは思わない。(後略)
「美味しい」という評判がとても多かったです。また、飲み方としてはジントニックが人気のようです。ただ、香りが独特で強いためか苦手な人もいるようですね。
ボンベイサファイアレビュー②実際に飲んでみた
ストレート
折角なので冷凍庫で1日冷やしてからストレートでいただきます。
早速飲んでみると…
香りがすごい!
薬草?のような、とにかく様々な植物の香りが突き抜けます。度数の割にアルコールの嫌なキツイ感じもなく、かなりスムースで飲みやすいと思いました。とはいえ、飲んでちょっとしてから内臓が焼けるような感じはしたので、間違いなく度数は高いです。
とても爽やかな味わいでした。
ロック
続いてロックでいただきます。
一口目は少し苦みが強くなったような感覚がありましたが、段々と丸みを帯びるように苦みがなくなってきました。また、ストレートに比べて香りは単純化したように感じました。ストレートでは複雑な香りがしましたが、ロックにすることで2~3種類ぐらいの香りになったような感覚です。
ジントニック
皆さんおすすめのジントニックを飲んでみます。こちらは公式サイトでもおすすめのカクテルとして紹介されていました。
材料・作り方は以下の通り。
材料
- ボンベイサファイア・・・30ml
- トニックウォーター・・・120ml(ジンに対し3~4倍)
- 氷・・・・・・・・・・・適量
- ライム・・・・・・・・・1/8カット(お好みで)
作り方
- 氷を入れたグラスにボンベイサファイアを入れて全体が冷えるようにかき混ぜる
- グラスにトニックウォーターを入れて、少しかき混ぜる
- お好みでライムを絞って入れる
実飲
出来上がったのがこちら。早速飲んでみると…
爽やか!
定番のカクテルなだけあって、ボンベイサファイアの爽やかさとトニックウォーターがマッチします。かなりグビグビいけます。ライムを足すことでより清涼感が増す気がしました。
ジンフィズ
続いて、「ジンフィズ」で飲んでみます。こちらもジンの定番カクテルですね。
材料
- ボンベイサファイア・・・45ml
- シンプルシロップ・・・・10ml
- レモンジュース・・・・・20ml
- スライスレモン・・・・・1枚
- 炭酸水・・・・・・・・・適量
- 氷・・・・・・・・・・・適量
今回、シンプルシロップは砂糖と水を1:1で混ぜて作りましたが、コーヒーなどに使うガムシロップで代用できます。
作り方
- 1~3の材料をシェイク
- 氷を入れたグラスにシェイクした材料を入れ、炭酸水でグラスを満たして軽くステアする
- スライスレモンを添える
実飲
出来上がったのがこちらです。味のほうは…
癖がなくさっぱり!
砂糖を入れた割には甘さはほとんど感じず、とてもさっぱりしています。レモンの酸味とジンの苦みがいい感じに調和しています。ジントニックと同様とても飲みやすいです。
ボンベイサファイアレビューのまとめ
1800円程度と少し高めですが、味を考えたらコスパは最高クラスではないでしょうか?少し価格帯が安いジンよりも圧倒的に味のクオリティが高いと思います。多くのバーで採用されている理由がわかりました。ただ、この複雑な香りが苦手という方には合わないかもしれません。
- ボンベイサファイアの味わいは
様々な植物の香りとスムースで複雑な味わい - 個人的にお勧めな飲み方は
1.ジントニック又はストレート
2.ジンフィズ
3.ロック
ジントニックかストレート、どちらも甲乙つけがたかったため、同率1位にしました。飲みやすさや味ではジントニックですが、ボンベイサファイアの複雑な香りを最大限楽しむにはストレートがおすすめです。
ジンフィズは、味は美味しいのですが少し作るのが手間なので、おすすめ度は少し低め。
コメント