「今使っている洗濯機がそろそろ買い替え時だけど、どうやって選んだらいいんだろう?」
「調べてみたら、ヒートポンプ式とかヒートリサイクル式とか出てきてよくわからない・・・」
という方必見です。この記事では最新洗濯機の各種機能や種類及び選び方、メーカーごとのおすすめポイントをご紹介します。
洗濯機の選び方
洗濯機は種類、洗濯容量から選ぶといいでしょう。
種類から選ぶ
洗濯機は大きく分けて3種類に分類されます。
・洗濯から乾燥まで1台で完結できる洗濯乾燥機
・いわゆる全自動洗濯機である簡易乾燥機能付き洗濯機
・洗濯槽と脱水槽が分離している二槽式洗濯機
があります。ライフスタイルに合わせて選びましょう。
それぞれの詳しい説明は後述します。
洗濯容量から選ぶ
家族構成や洗濯回数に合わせて選びましょう。1人が1日に出す洗濯物の量は約1.5kgとされています。
目安としては以下の通りです。
・~5㎏
1~2人暮らし用
・5~7㎏
3~4人暮らし用
・7~9kg
4~5人暮らし用
・9kg~
6人以上暮らし用
これを基準として、数日に1回まとめ洗いする方は+1㎏程度大きめの容量のものにすることをおすすめします。
メーカーから選ぶ
洗濯機はメーカーによっても特徴が出ます。パナソニックであれば洗浄力の高い「温水機能」、日立であればAIが洗濯や干し方の判断をしてくれる「AI洗濯」等、メーカー独自の機能がありますので、そこから選ぶのもいいでしょう。
洗濯機の種類はどんなものがあるの?
洗濯機の種類は一昔前と比べ多種多様になっています。ここでは「機能別」「洗濯方式別」で分類して解説します。
機能別
機能別では以下の3種類に分類されます。
・洗濯から乾燥まで1台で完結できる洗濯乾燥機
・いわゆる全自動洗濯機である簡易乾燥機能付き洗濯機
・洗濯槽と脱水槽が分離している二槽式洗濯機
洗濯乾燥機
洗濯機と乾燥機が合体したタイプで、洗濯から乾燥まで自動で行う洗濯機です。乾燥方式はヒーター乾燥式とヒートポンプ乾燥式があります。型としては、ドラム式と縦型両方あります。
ヒーター乾燥式
衣類をドライヤーで乾かすような方式です。
主に、冷却水で湿気を含んだ温風を除湿し乾燥の際に発生する水蒸気を水に戻して機外に排出する「水冷除湿」と、空気で湿気を含んだ温風を除湿し機外に排出する「空冷除湿」があります。
高温で乾燥させるため、カビや雑菌が死滅しやすく、臭いが気になりにくい点がメリットです。
一方で、高温の熱風で乾かすので電気代がかかりやすく(ヒートポンプ乾燥式より約1.5倍高くなります)、衣類の傷み・縮みが出やすかったり、乾燥中はドアの開閉ができなかったりというデメリットがあります。
ヒートポンプ乾燥式
衣類を除湿器で乾かすような方式です。
ヒートポンプで湿気を含んだ空気を除湿し、乾いた温風で衣類を乾燥します。
ヒートポンプで効率よく熱交換するので、ヒーター式よりも大幅に省エネで、低温で乾燥させるので衣類の傷み・縮みが少ないというメリットがあります。
さらに、洗濯槽の温度が上がりすぎないから、乾燥途中でもドアの開閉が可能です。 従来のヒーター乾燥より衣類の痛みや縮みを抑えて変形しにくく、乾燥にかかる間や電気代も効率的です。天日干しよりもタオルがふわふわになるとも。
デメリットとしては、比較的低温で乾燥させるため、衣類の汚れが落ち切っていない場合、カビや雑菌が繁殖し「生乾き臭」がつくことがあります。これは、温水で洗濯、つけ置きしてから洗濯、臭い対策を重視している洗剤を使用する等で防ぐことができます。
簡易乾燥機付き洗濯機
いわゆる全自動洗濯機と呼ばれるタイプです。洗いから脱水までを自動で行う洗濯機に簡易な乾燥機能が付いたものです。完全乾燥はできないため、乾かすためには洗濯物を干す必要があります。型は縦型のみです。
※乾燥機能の無い「全自動洗濯機」は現在はほとんどなく、全自動洗濯機という名称でも乾燥機能付きがほとんどです。
二槽式洗濯機
洗い・すすぎと脱水を別々の槽で行うタイプです。洗濯槽と脱水槽の間で洗濯物を移し替える手間がありますが、洗濯にかかる時間は最も短く、泥汚れを素早く綺麗に落としたいなら二槽式が最適です。また、洗濯・すすぎと脱水を同時に行えるというメリットがあり、現代でも一定のニーズがあります。
洗濯方式別

洗濯方式によっても特徴があります。縦型とドラム式があり、
しっかりと汚れを落としたい方は縦型
節水を重視したい方、乾燥時の仕上がりを重視したい方はドラム式
がおすすめです。
縦型
洗剤を泡立てながら、たっぷりの水の中で水流と遠心力を使い「もみ洗い」をするので洗浄に優れます。洗濯物同士をこすりあわせて汚れを落とすので、泥汚れなどのしつこい汚れに効果を発揮します。かくはん洗いなのでドラム式に比べて衣類が傷みにくいのも特徴です。
しかし、洗濯~脱水中で衣類が絡むため、ドラム式洗濯機に比べるとシワが付きやすいというデメリットがあります。
また、乾燥機能としては、ドラム式に比べてシワが付きやすかったり、完全に衣類が乾かなかったりする等、ドラム式より能力が劣る点があります。
ドラム式
ドラムを回転させ、洗濯物を上から下に落として「たたき洗い」をするタイプです。コインランドリーの洗濯機はこのタイプですね。
2000年代に登場したドラム式洗濯機は、軟水の日本では汗や泥汚れが落ちにくいという点やサイズが大きくなってしまうという点で不利だと言われてきましたが、年々改良が進み温水機能やシャワー機能などで洗浄力は縦型と遜色無いものも登場しました。
ドラム式の魅力は、 少ない水で洗うことができるので、縦型の洗濯機に比べて圧倒的に節水になります。また、少量の水で洗うため、洗剤の密度が濃くなり皮脂汚れに効果を発揮します。
また、乾燥機能としては洗濯物の絡みが少ないため、シワが少なく、ふんわり柔らかく仕上がります。
一方で、たたき洗いのため、縦型に比べて衣類が傷みやすいとされています。
また、少量の水で洗うため、色移り・黒ずみが起きやすいというデメリットがあります。それを防ぐためには色落ちしやすい衣類は分けて洗う必要があります。
メーカー別のおすすめポイントは?
パナソニック
「泡洗浄」、「温水機能」など、洗浄力に力を入れている点が、パナソニックの特徴です。
「ドラム式にしたいけど、洗浄力が不安・・・」という方におすすめです。
「泡洗浄」
パナソニックの洗濯機の特長はなんといっても「泡洗浄」です。ドラム式もタテ型も、洗剤を泡立てて洗う「泡洗浄」で、ガンコな汚れに素早くアタック!洗剤のパワーを引き出し、汚れを浮かせてしっかり洗い上げます。
さらに、循環ポンプ搭載の「泡洗浄W」なら、泡水を何度も循環させることで、よりしっかり泡立ちます。
「温水泡洗浄W」
洗浄力で選ぶなら「お湯」洗いができる洗濯機!パナソニックは、温水専用ヒーターで洗剤液を直接温めて優れた洗浄効果を発揮する「温水機能」を、ドラム式とタテ型の両方で実現。あきらめていた黄ばみや、気になるニオイまで落とせるようになりました。タテ型は約15 ℃と約40 ℃、ドラム式は約15 ℃、約30 ℃、約40 ℃、約60 ℃に温めることができ、さまざまな衣類にお使いいただけます。
「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」
「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」(購入者が魅力に感じた機能第1位)洗濯ライフを変える新機能。「スマホで洗濯」と合わせて使えば、洗濯がグンと効率アップ!
液体洗剤や柔軟剤を入れておけるタンクを搭載し、洗濯のたび最適な量を自動で計量して投入します。洗剤や柔軟剤をまとめて入れられるから、ボトルを置いておく必要がなく、サニタリー空間がスッキリします。液体洗剤タンクは約870mL、柔軟剤タンクは580mLと他社より若干少なめ(縦型は液体洗剤約390mL、柔軟剤は約490mL)。
さらに「スマホで洗濯」搭載機種なら、外出先から洗濯操作もできて、より便利です。
日立
AIが自動で洗剤を投入してくれる「AI洗濯」や、その日の天気に応じた洗濯や干し方を教えてくれる「洗濯アドバイス機能」等、ユーザーの判断を補助する機能が豊富です。
「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」
・「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」液体洗剤は約1,000mL、柔軟剤は約700mL入ります。洗濯物の量や汚れによって液体洗剤、柔軟剤を自動投入。毎回洗剤を量って入れなくていい、適量投入だから洗い上りもいい。また、洗剤を洗濯機の近くに置かないでいいので空間がすっきり。洗濯に不慣れでもスタートボタンを押すだけ。
AIが自動判断する「AI洗濯」
AIが洗い方や時間を自動で判断し、細かな設定をしなくてもかしこくきれいに洗えます。例えば、汚れの量が多いときは、時間を延長したり、水の硬度や水温によって洗剤量や洗濯時間を調節したりできます。
スマホと連携し、洗濯をサポートする「洗濯コンシェルジュ」を使えばさらにスマートに。例えば、帰宅時間に仕上がっているようにスマホで外から運転指示。仕上がりを評価することで好みの仕上がりを洗濯機が覚えてくれる機能も。
「洗濯アドバイス機能」
「洗濯アドバイス機能」では、その日の洗濯指数をもとに洗濯物が乾きやすい時間帯をアドバイス、乾きにくいときは部屋干しや乾燥までの運転をおすすめ。また、天気予報や花粉情報も確認できます。
「ナイアガラ洗浄」
大流量・高濃度で洗い、予洗いの手間を減らす!洗剤の種類が液体洗剤か粉末洗剤かを自動で検知し、洗剤に合わせた溶かし方・洗い方をします。
黄ばみをすっきり落とし、ニオイも抑えます。また、高濃度洗剤液を温風で温め、酵素パワーを引き出します。ただしナイアガラ洗浄に関しては、衣類の取扱絵表示に従うこと、傷みが気になる衣類は洗わないこと、色移りすることがあるので、色柄物と白物は分け洗いをすることが推奨されていますので注意が必要です。
「風アイロン」
大容積のビッグドラムの中で衣類を大きく舞い上げながら乾燥。時速約300kmの高速風を吹きかけて、シワを伸ばし、アイロンがけの手間を省きます。さらに、ドラム内の湿度をコントロールして、衣類を蒸らして袖まできれいに(衣類4.5kg以下)。また、衣類温度約65℃の低温乾燥で、天日干しよりもふんわりとやさしく仕上げます。
シャープ
シャープ独自の黒カビの侵入を防ぎ、清潔な水で洗濯できる「穴なし槽」が人気です。
「マイクロ高圧洗浄」
微細な水滴で衣類を傷めず、ガンコな汚れを弾き飛ばす洗浄力。高圧シャワーノズルから、清潔な水道水を毎秒100万個以上の微細な水滴にして衣類に噴射。温水での極め洗いコースも洗剤の酵素パワーを活性化させるのでおススメ。
「ハイブリッド乾燥方式 ぽかぽか・おひさま乾燥」
ヒートポンプとヒーターのハイブリッド乾燥方式で、シャープ独自の機能です。省エネと低騒音を実現し、天日干しよりもふんわり仕上げます。
ヒートポンプ乾燥で水を使わず、低温・省エネでやさしく乾燥し、乾燥始めと終わりに働くサポートヒーターが心地よいあたたかさとカラッと仕上げをもたらします。
「超音波ウォッシャー」
本体に付属している「超音波ウォッシャー」は、気になる汚れを素早く落とせる秘密兵器。毎秒約38,000回の超音波振動により水の中に真空の泡を発生させ、泡のはじける力で汚れを弾き飛ばします。
「タテ型洗濯乾燥機 穴なし槽」
「穴なし槽」はその名の通り、洗濯槽に穴がありません。これにより、黒カビの侵入を防ぎ、清潔な水で洗濯ができます。黒カビをブロックするだけでなく、洗濯1回あたり、約35Lの節水効果や、もみ洗いとこすり洗いのW洗浄効果で洗浄力アップも期待できる。1992年から愛され続けるロングラン機能。
「AIでスマートお洗濯」
適切な洗剤量や洗い方をナビゲーション。洗濯機から今日の天気をお知らせし、住んでいる地域に合ったおすすめの洗濯をアドバイス。運転状況の確認もできます。
東芝
「ウルトラファインバブル洗浄」
ナノサイズの泡が繊維の奥まで真っ白に洗って、皮脂汚れを落として黄ばみを予防してスッキリ。汗などのイやな臭いも防いで部屋干しも快適に。冷たい水でも高い洗浄能力を発揮します。
「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」
「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」ではAg+抗菌水で抗菌しながら洗濯してくれて衣類の雑菌繁殖をしっかり抑える。Ag+抗菌水ユニットは10年間交換不要。
さらに「温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」なるものまで!温水で洗剤の効果を高め、さらにキレイに。温水は15℃から60℃まで。なお温度によって適した汚れが異なったり、衣類の制限があったりするので注意が必要。「ザブーン洗浄」従来のたたき洗いだけでなく縦型のような遠心洗いや押し洗いのダイナミックな動きで汚れをキレイに落とします。
「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」
「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」洗濯物に適した使用量を見きわめて、液体洗剤と柔軟剤を自動で投入します。お洗濯のたびに量って入れる手間もなくなり、使いすぎも防ぎます。家事に不慣れな方でもカンタンにお洗濯できます。洗剤・柔軟剤の置き場所がいらないので洗濯周りもすっきり。液体洗剤タンクは約1,000mL、柔軟剤タンクは約700mL。
「スマートフォン連携」
外出先から仕上がり時間や洗濯コースの指定をして運転を開始することができます。もちろん、洗濯の終了のお知らせや運転状況の確認や洗濯機の詳しい使い方、お手入れ方法などの確認もできます。
「ふんわリッチ乾燥」
ヒートポンプ式乾燥の東芝独自の名称です。洗濯から乾燥まで7kg(業界最大)を約108分でできる点が特徴です。外干しよりもふんわり乾燥できます。大きな洗濯槽で、衣類を舞い上げ、ふわっと広げ、大量の風を当ててシワを伸ばします。少ない乾燥容量ならアイロンをかけなくてもOK! さらにヒートポンプならではのやさしい温風で、ふんわり仕上げます。
アイリスオーヤマ
「Ag+除菌システム × 温水」
洗浄力の高い温水洗浄にAg+のパワーをプラスし、衣類の繊維の奥から除菌ができます。
Ag+除菌システムは、温水での洗濯にAg+のパワーをプラスすることで、ニオイの元となる菌を抑制します。衣類の繊維の奥から除菌ができるため、汗のニオイも、部屋干しも、もう気になりません。
「温水コース」
専用の温水ヒーター搭載で水を温めることで洗剤の洗浄効果を最大限に引き出し、ニオイの原因菌や皮脂汚れを除去します。さらに繊維に染み付いた黄ばみもスッキリと洗い流します。なお、使用には衣類の取り扱い絵表示を確認すること、衣類を傷めたり色移りすることがあるので、色柄物と白物は分けて洗うことなど注意が必要だ。
「部屋干しコース」
最後のすすぎを温水で行うことで、洗濯物が部屋干しでも乾きやすく、衣類のシワもつきにくくなります。また、温水ですすぐことでふんわりとほぐれ、ドラム内から取り出しやすくなるメリットも。「節水」ドラム式なら縦型より約55%節水で年間の水道料金が7,910円お得に。
アクア
コインランドリーで多く見かける業界No.1のアクア社の洗濯機。家庭用での取り扱いはドラム式が1種類だけでほとんどが縦型洗濯乾燥機や全自動洗濯機です。
「激落ちケア洗浄」
汚れはしっかり落とし、衣類ダメージは抑える3Step。「高濃度クリーン浸透」低水位時からパルセーターを回転させることで、高濃度の洗剤液が衣類に素早く浸透し、繊維の奥の汚れまで落としやすくします。
「W反転水流」
洗濯槽がパルセーターと逆に回転することで、衣類の入れ替わりを促進し洗いムラを抑えます。また、スクラブドラムを採用し、W反転水流との相乗効果でしっかりもみ洗い。ガンコな泥汚れを落とし、布痛みも軽減します。
「スパイラルシャワー」
洗い行程の最後に洗濯槽を回転させて、遠心力で衣類の汚れを飛ばすとともに、上からシャワーが降りそそぐことで、洗剤液を繊維の奥まで通過させて念入りに洗います。
「ジェルボールコース」
P&Gのアリエール・ボールドと共同開発された、ジェルボール洗剤の持つ特性にこだわり、すすぎ行程を最適化し、防臭・香り付け効果を高めるコース。
「ふわふわクイック乾燥」
ツインパルセーターの緩急のある羽根で衣類をふわっと浮かせます。槽内が広いので衣類の入れ替わりもよく、ふんわりした仕上がりとスピード乾燥を実現。また、消費電力量も低減しました。「ハンディ洗濯機COTON」シャツのエリ・袖の黄ばみやガンコな汚れは、洗濯だけではもちろん、漂白剤を使ってもなかなか落ちないことも。さらに、手洗いでは落ちにくい汚れや、生地を傷めたくないお洒落着なんかには、ピンポイントで予洗いができるCOTONが使えます。
2020年度版おすすめ洗濯機6選
洗濯から乾燥までを洗濯機の中で完結させたい方はドラム式
洗濯は脱水までで外干し・部屋干しをする方は価格がリーズナブルな縦型
がおススメです。
ドラム式は初期投資こそ高くなってしまうが消費電力量のことを考えると縦型などのヒート式乾燥に比べて省エネになります。パナソニックとシャープ、東芝はドラム式、縦型共に売り出していますが、「おススメの最新機能を複数ほしい!」と思うと、自然とドラム式になります。一方で、日立は縦型にもいい機能が備わっているので選択肢は広がります。
ここまで各社のウリを紹介してきましたが、筆者が考える今、「買い」なドラム式、縦型を紹介します。
ドラム式
「温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」がある東芝「TW-127X8L/R」
「ウルトラファインバブル洗浄」採用のドラム式はこれ一択で最上位機種。もちろん、「温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」なのでAg+抗菌水使用で、抗菌しながら洗濯してくれ、衣類の雑菌繁殖を抑え、汗のイやな臭いを防いで部屋干しも快適にできる。冷たい水でも高い洗浄能力を発揮できるが、温水なので洗剤の効果を高め、さらにキレイに仕上げてくれる。「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」とスマホ連携を搭載。洗濯・脱水容量12kg、乾燥容量7kgは業界トップクラス。ブラウンとホワイトの2色展開。
・サイズ/質量:640(幅)×728(奥行)×1104(高さ)mm/90kg
・容量(洗濯・脱水/乾燥):12kg/7kg
・標準使用水量(洗濯時/洗濯乾燥時):80L/61L
・消費電力量(洗濯時/洗濯乾燥時):78Wh/1150Wh
・目安時間(洗濯時/洗濯乾燥時/省エネ):35分/108分/200分
・運転音(洗濯/脱水/乾燥/省エネ):32dB/37dB/49dB/42dB
「マイクロ高圧洗浄」と省エネ性に優れたシャープ「ES-W112」
「ハイブリッド乾燥」も備えた最上位機種で、ヒートポンプ式乾燥よりからっと仕上がります。特におススメしたいのは2つの自動お掃除機能。乾燥フィルターに付いたホコリの自動お掃除と乾燥ダクトと排気口に付いた洗剤成分と糸くずの自動お掃除で、乾燥性能が維持され電気代の節約につながります。もちろんシャープ独自のプラズマクラスターでドラム槽内部のカビ菌の繁殖を抑え、いつも清潔が保たれます。水で洗えない衣類の除菌・消臭、乾燥時の静電気対策にも活躍します。消費電力量が少ないのもうれしいポイント。シルバーの1色展開。
・サイズ/質量:640(幅)×728(奥行)×1104(高さ)mm/90kg
・容量(洗濯・脱水/乾燥):11kg/6kg
・標準使用水量(洗濯時/洗濯乾燥時):78L/52L
・消費電力量(洗濯時/洗濯乾燥時):65Wh/600Wh
・目安時間(洗濯時/洗濯乾燥時):35分/155分
・運転音(洗濯/脱水/乾燥):30dB/37dB/39dB
「温水泡洗浄W」に期待。パナソニック「NA-VX800AL/R」
デザイン性に優れたCubleシリーズも魅力的だが、価格の割に消費電力が高め(ヒート式乾燥のため)ということで今回はレギュラードラムをおススメします。NA-VX800AL/Rはスマホ連携と清潔機能の「ナノイーX」は非搭載ですが、自動槽洗浄機能は付いており、それ以外の主力機能は全部ノセという豪華さで最上位機種にもひけを取らないスペックです。洗濯・乾燥容量も多めな上、「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」から「温水泡洗浄W」まで付いています。価格は若干他社よりもお高め。サイズ・質量ともにコンパクト。カラーはホワイトの1色展開。
・サイズ/質量:600(幅)×722(奥行)×1009(高さ)mm/79kg
・容量(洗濯・脱水/乾燥):11kg/6kg
・標準使用水量(洗濯時/洗濯乾燥時):78L/55L
・消費電力量(洗濯時/洗濯乾燥時/省エネ):68Wh/930Wh/620Wh
・目安時間(洗濯時/洗濯乾燥時/省エネ):32分/98分/165分
・運転音(洗濯/脱水/乾燥):32dB/41dB/46dB
縦型
「洗剤・柔軟剤 自動投入」やスマホ連携ができる日立「BW-DX120E」
欲しい機能全部ノセの最上位機種。洗濯・脱水容量12kgは業界最大級。4人家族2日分の洗濯が可能なのは魅力的です。ホワイト1色展開。「ここまでの容量は必要ないよ」という方は、「洗剤・柔軟剤 自動投入」やスマホ連携は非搭載になってしまいますが、ほとんどの機能を搭載しているBW-DV100E、BW-DV90E、BW-DV80Eもおススメです。これら3機種は同機能で容量によって選ぶことができます。日立は温水洗浄がすべての縦型に備わっているのがうれしいところ。
・サイズ/質量:650(幅)×715(奥行)×1060(高さ)mm/70kg
・容量(洗濯・脱水/乾燥):12kg/6kg
・標準使用水量(洗濯時/洗濯乾燥時):125L/140L
・消費電力量(洗濯時/洗濯乾燥時):98Wh/1890Wh
・目安時間(洗濯時/洗濯乾燥時):44分/170分
・運転音(洗濯/脱水/乾燥):37dB/36dB/43dB
「穴なし槽」採用のシャープ「ES-PT10D」、「ES-PW10D」
ペット衣類用にも対応する「ガンコ汚れコース」が欲しいなら前者、スマホ連携や「超音波ウォッシャー」が欲しいなら後者となります。両者でそれほど価格差がないので悩ましい・・・。また両者とも、洗剤液と衣類を温風で温めて、洗剤を活性化し汚れを浮かす「温風プラス洗浄」に対応しています。ボディはホワイト、ガラストップデザイン部がブラウンの1色展開だ。
・サイズ/質量:600(幅)×650(奥行)×1020(高さ)mm/47kg
・容量(洗濯・脱水/乾燥):10kg/5kg
・標準使用水量(洗濯時/洗濯乾燥時):102L/82L
・消費電力量(洗濯時/洗濯乾燥時):98Wh/1850Wh
・目安時間(洗濯時/洗濯乾燥時):45分/185分
・運転音(洗濯/脱水/乾燥):38dB/39dB/44dB
・サイズ/質量:600(幅)×650(奥行)×1020(高さ)mm/47kg
・容量(洗濯・脱水/乾燥):10kg/5kg
・標準使用水量(洗濯時/洗濯乾燥時):102L/82L
・消費電力量(洗濯時/洗濯乾燥時):98Wh/1850Wh
・目安時間(洗濯時/洗濯乾燥時):45分/185分
・運転音(洗濯/脱水/乾燥):38dB/38dB/44dB
縦型でも「ウルトラファインバブル洗浄」がある東芝「AW-10SV8」
洗濯・脱水容量が10kgと十分な容量を持ち、抗菌水対応ではないが「温かウルトラファインバブル洗浄W」機能搭載型。「温か…」は温風で水と衣類を温めながら洗うタイプで「温水ウルトラファインバブル洗浄W」とは異なるのには注意が必要です。洗濯行程では他社に比べ低騒音になっているので深夜・早朝の洗濯も気兼ねなくできます。ブラウンとホワイトの2色展開。
・サイズ/質量:614(幅)×628(奥行)×1048(高さ)mm/52kg
・容量(洗濯・脱水/乾燥):10kg/5kg
・標準使用水量(洗濯時/洗濯乾燥時):115L/92L
・消費電力量(洗濯時/洗濯乾燥時):69Wh/1910Wh
・目安時間(洗濯時/洗濯乾燥時):42分/227分
・運転音(洗濯/脱水/乾燥):28dB/37dB/45dB
まとめ
一昔前に比べ、多種多様な機能が搭載されている洗濯機。それぞれのライフスタイルに合わせて購入してみてはいかがでしょうか。
コメント