ルンバよりおすすめ!ロボット掃除機 ネイト ロボット掃除機 D3 レビュー

ネイトD3レビュー

 我が家のロボット掃除機ついに買い替え!2015年からがんばってくれていたルンバ870(通称ハナオ)がついに動かなくなりました。そこで国内で販売されているロボット掃除機を徹底的に調べ上げ…Neato(ネイト)Botvac D3 Connected(ボットバック・ディー・スリー・コネクテッド)(以下D3)を購入しました!知名度はありませんが、使ってみて本当に「ルンバよりいい!」と感じました。そんなD3を使ってみたレビューです。

他のロボット掃除機について知りたい方はこちらをどうぞ。
国内で購入できるロボット掃除機を可能な限り調べました。メーカー別に紹介し、メーカー横断的に主要機種を比較しています。

筆者
筆者
neatod3
ボットバックD3コネクテッド
出典:ネイトロボティクス公式

 私としては最上位機種のD7を購入したかったのですが、我が家の財務大臣(妻)の許しが出なかったためD3を購入。D5は販売されていなかったのでサイドブラシの付いていないD3を購入しました(自動充電・自動再開、マッピング・フロア記録機能搭載)。ユーザーレビューなどを見るとサイドブラシがなくても十分に吸引できるようですが…。我が家の1階(約21m2)で活躍してもらいます。
参考価格 D3 39,600円、D7 69,000円(コジマネット、2020年12月9日現在)

目次

ネイト ロボット掃除機 基本性能比較(D7, D3, D8500)

メーカーネイト
商品ボットバック
D7コネクテッド
ボットバック
D3コネクテッド
ボットバック
D8500
参考価格69,000円39,600円29,970円
発売日2020年1月2017年2月2015年10月
掃除の仕方フロアマッピングによるシステム走行フロアマッピングによるシステム走行システム走行
本体サイズ
(最大幅×高さcm)
33.5×10.033.5×10.033.5×10.0
重量3.4kg3.4kg4.1kg
サイドブラシ101
吸引ブラシ111
水洗い
自動充電後の自動再開
ダストボックス容量0.7L0.7L0.7L
段差乗り越え1.9cm1.9cm1.9cm
アプリ対応×
スマートスピーカー連携×
最大稼働時間120分75分60分

 D3は当時の最上位機種の廉価版として2017年に発売されました。それから3年を経て、D7という新たな最上位機種が発売になりました。D7に比べて最大稼働時間は短いですが、フロアマッピングによるフロアの記録とシステム走行自動充電後に掃除をやり残した場所から始める自動再開機能スマートスピーカーとの連携など、他社の上位機種に負けない機能を持っています。唯一の気がかりはサイドブラシがないことですが、実際に使ってみるとどうなのでしょうか。
※D3はネイトロボティクスから発売されているロボット掃除機の中で唯一サイドブラシのないモデルになります。

ネイト ロボット掃除機 D3 実際に使ってみた

フロアマッピングのおかげで、掃除が可視化!

フロアマッピングの実力

 これは12月9日と10日のフロアマッピングの記録です。薄い緑色で塗られている部分がD3が掃除をしてくれたところで、黒色になっている部分が掃除をしていない場所になります。オレンジ色のD型アイコンがD3のホームベースの場所になります。
 D3は幅が33.5cmあるので(ルンバは35.1cm)、子ども用の小さな椅子の脚周りなど狭いところは入れないことが多く、ゴミを残してしまうことがありました(左図のピンクの○辺り)。そこで右図のピンクの○辺りに子ども用の椅子を移動し、従来子ども用の椅子があったところをキレイにしてもらいました。

対応策
“ロボット掃除機あるある”ではありますが、D3稼働前に簡単に移動できる椅子などの場所を変えて、まんべんなく掃除してもらえるように工夫しています!
すると普段掃除が難しいところも、キレイに掃除してくれます!

掃除時間は?効率的なシステム走行でとっても短い。

 1m2当たり1分で掃除が完了します。我が家の約21m2(1階LDK+パウダールーム+玄関)を19分から25分(平均21分)で掃除が完了しています。前機種のルンバ870が40分以上かかっていたのに比べると約半分の掃除時間です。しかも、吸引しているときは、ルンバ870よりもD3の方がゆっくり動いて吸引しています。それなのに掃除時間は短い。つまり、これはルンバ870の掃除の仕方がランダム走行であるのに対し、D3がナビゲーションシステムによってフロアをマッピングして効率的な掃除をするシステム走行であるからです。
 掃除時間が短くなって心配になるのは、「ちゃんとゴミは取れているの?」ということだと思いますが、問題ありませんでした。ルンバ870の時と同等かそれ以上の効果がありました(個人の主観によるものです)。実際に稼働している様子を撮影してみると、ランダムに走行して掃除をするルンバ(s9+、i7、900シリーズを除く)に比べてとても効率的にシステム走行して掃除していることが分かります。
 D3は稼働直後に部屋の隅・はしをくまなく掃除した後に、部屋の中心にあるマット部分をシステム走行で掃除します。システム走行で掃除するD3を撮影してみましたので、ご覧ください。

家具へのあたりは?あまりあたらない。速度もゆっくり。

 D3を起動しての妻の最初のひと言が「家具に当たらない!」でした。もちろん、まったく当たらないわけではありませんが、前機種のルンバ870に比べると「当たらない!」でした。当たったとしても本体の速度がルンバ870に比べて遅いため、軽く当たる感じです。ルンバシリーズのように当たる部分に「ソフトタッチバンパー」があるわけではありませんが、ルンバほど強く当たらないので、家具への心配はあまりしていません。感想には個人差があると思いますので、家電量販店などでの実機の運転を見てみることをお勧めします。D7は多くの家電量販店で実機販売されています

部屋の隅は掃除できるの?んー、微妙です。

D3掃除前後変化部屋の隅

 実際に撮影してみました。パウダールームの洗面台の前の床です。左写真が掃除前、右写真が掃除後です。
 掃除前の写真を見てみると、黒いホコリと見られる物や、手前には髪の毛が落ちています。それが掃除後には…髪の毛はなくなっていましたが、黒いホコリと見られる物はなくならずそのままの状態になっていました。このホコリよりもさらに隅にあるものは当然掃除されているはずもなく…部屋の隅から数cmのところはなかなか掃除が難しいそうだということが分かります。これはD3にサイドブラシがないことに加え(下左写真)、そもそもネイトロボティクスのロボット掃除機のサイドブラシは吸引ブラシよりも後ろにあるので(下中写真)、特に隅の角っこの掃除は難しいだろうことが予想されます。しかし、ルンバ(下右写真)などの本体が丸型ロボット掃除機で中央部に吸引ブラシが付いているタイプに比べれば、吸引ブラシが本体の前方にあるD型ロボット掃除機は、部屋の壁際には強いです。

neotoD3backside
D3の裏側。吸引ブラシの下側にサイドブラシが付いていません。
ネイトD5裏側
D5の裏側。吸引ブラシの下側に小型のサイドブラシが付いています。
出典:ネイトロボティクス公式カタログ
(PDFファイルがダウンロード表示されます)
roomba960backside
ルンバの裏側。サイドブラシがゴミを飛ばす心配や吸引ブラシが本体の中央にあるのでゴミが届かない心配も…
出典:ルンバカタログより
(PDFファイルがダウンロード表示されます)

対応策
“ロボット掃除機あるある”ではありますが、D3稼働前に部屋の隅のゴミを掃き掃除して、ゴミを部屋の真ん中に集めておく!
誰もいないところでひとりで頑張ってくれているロボット掃除機のために掃除するよ!という思いがだんだんと強くなってきます!

掃除の前後
※左写真のゴミにはモザイク処理をしています。

 

ネイト ロボット掃除機 D3 よかったところ

○フロアマッピングによる掃除の可視化ができるところ。
○システム走行で掃除が効率的なところ。
○家具に強く当たらないところ。

ネイト ロボット掃除機 D3 よくなかったところ

●部屋の隅の掃除に弱いところ。

ネイトD3とルンバ870の比較

商品ボットバック
D3コネクテッド
ルンバ870
掃除の仕方フロアマッピングによる
システム走行
ランダム走行
掃除時間短い長い
吸引力
壁際
××
家具回避×
段差乗り越え
水洗い×
自動充電後の自動再開×
アプリ対応×
スマートスピーカー連携×

おわりに

 本体の形状としてはD型で幅広吸引ブラシのさらに前方にサイドブラシがあるルンバs9+が理想的かなと思えるのですが、価格を含めたコストパフォーマンスで考えるとなかなか手が出せません。しかし、D7がs9+の半額以下であると考えると、D7を試してみたいと思うわけです。それでも69,000円はしますから、手が出せないという方は39,600円のD3をお勧めします!

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