大手3社の格安プラン(ahamo, povo, LINEMO)が話題になりましたが、「20GBもいらないよ!」という方は多いはず。そこで今回は過半数のユーザーが利用する小容量(3GB)のプランを有する大手キャリアのサブブランド(UQモバイル、Y!モバイル)と格安プラン(LINEMO、povo2.0)、さらに楽天モバイルを中心にして各プランのメリット・デメリットについて一つずつ解説していきます。
ユーザーの過半数は3GB以内の小容量プランで十分
MM総研によると約60%のユーザーが月間3GB以下、約75%のユーザーが月間7GB以下の通信量でした。にもかかわらず大容量プランを契約しているユーザーが一定数いるという事実があり、実際の使用量と契約量の乖離がスマホ等の携帯電話利用料金の高騰につながっているという指摘もあります。
ご自分の通信量に合った適切な通信プランを選んでいきたいですね。
UQモバイル、Y!モバイル、LINEMO「ミニプラン」、povo 2.0、楽天モバイルのプランの比較
キャリア | UQモバイル | Y!モバイル | ソフトバンク | au | 楽天モバイル | キャリア |
サービス名 | くりこしプラン +5G S/M/L | シンプルS/M/L | LINEMO ミニプラン/スマホプラン |
povo 2.0 | Rakuten UN-LIMIT VI |
サービス名 |
回線 | 3G/4G/5G ※3Gは22年3月末で終了 |
4G/5G | 3G/4G/5G ※3Gは2024年 1月下旬まで |
4G/5G | 4G/5G | 回線 |
月額料金 | 自宅セット割 S/M -638円 L -858円 |
家族割引(2回線目以降) -1188円 | ― | 0GB 0円 | ~1GB 0円 (2回線目以降1078円) |
月額料金 |
1GB 390円 (7日間) |
||||||
S (3GB) 1628円 →990円 |
S (3GB) 2178円 →990円 |
ミニプラン 3GB 990円 |
3GB 990円 (30日間) |
1~3GB 1078円 | ||
M (15GB) 2728円 →2090円 |
M (15GB) 3278円 →2090円 |
スマホプラン 20GB 2728円 |
20GB
2700円 (30日間) |
3~20GB 2178円 | ||
L (25GB) 3828円 →2970円 |
L (25GB) 4158円 →2970円 |
ー | 60GB 6490円 (90日間) |
20GB~ 3278円 | ||
150GB 12980円 (180日間) |
||||||
データ使い放題 330円 (24時間) |
||||||
データ量 | S 3GB M 15GB L 25GB (節約モードならデータ消費ゼロ) |
S 3GB M 15GB L 25GB |
ミニプラン 3GB スマホプラン 20GB |
1GB, 3GB, 20GB, 60GB, 150GB (データの使用期限はそれぞれ異なる) |
無制限 (楽天エリア) 5GB (パートナーエリア) |
データ量 |
データ使用量くりこし | ○ | ○ | × | × | × (データ通信量は無制限) |
データ使用量くりこし |
データ超過時の 回線速度(最大) |
S 300Kbps M/L 1Mbps |
S 300Kbps M/L 1Mbps ※シェアプラン(子回線)は128Kbps |
ミニプラン 300Kbps スマホプラン 1Mbps |
128Kbps | 無制限 (楽天エリア外で5GB超過後は1Mbps) |
データ超過時の 回線速度(最大) |
容量追加 | データ増量オプション(550円) S +2GB M +5GB L +5GB ※データ容量超過時に通常速度に戻す際は220円/100MB 550円/500MB |
データ増量オプション(550円) S +2GB M +5GB L +5GB ※データ容量超過時に通常速度に戻す際は550円/500MB |
550円/1GB | 390円/1GB 990円/3GB 2700円/20GB 6490円/60GB 12980円/150GB |
必要なし (楽天エリア) 550円/1GB (パートナー回線エリア) |
容量追加 |
通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 無料(専用アプリ使用時) 22円/30秒(専用アプリ未使用時) |
通話料 |
月60分通話定額 | 550円 | ー | ― | ― | ー | 月60分通話定額 |
国内10分 かけ放題 |
770円 | 770円 | 国内5分かけ放題 550円 (1年間550円割引キャンペーンで無料) |
国内5分かけ放題 550円 |
1100円 (iOS標準通話アプリ使用) |
国内10分 かけ放題 |
国内かけ放題 | 1870円 | 1870円 | 1650円 (1年間550円割引キャンペーンで1100円) |
1650円 | ー | 国内かけ放題 |
留守番電話 | ○ | ○ | × | × | ○ | 留守番電話 |
キャリアメール | ○ | ○ | × | × | ○ ※21年内対応予定 |
キャリアメール |
eSIM | ○ ※21年9月以降か |
○ | ○ | ○ | ○ | eSIM |
テザリング | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | テザリング |
契約者 | ①小学生以下は親権者名義 ②本人契約は中学生以上(中学進学2か月前より) (5~18歳は学割適用) |
➀保護者契約してその利用者として使う(小学生以上) ➁本人契約(12歳以上) |
18歳以上の個人 | 13歳以上の個人 | オンラインは18歳以上(18歳未満は店頭での申し込み必要) | 契約者 |
学割 | ○ (自宅セット割との併用不可) |
○ (家族割との併用不可) |
× | × | × | 学割 |
海外利用 | ○ (auと同じサービス) |
○ (国際ローミング(世界対応ケータイ)に加入する必要あり) |
Y!mobileと同じ料金体系で対応※契約より4カ月目の末日までは利用不可 | 対応予定 | 海外指定66の国と地域 | 海外利用 |
申し込み 相談窓口 |
店頭・オンライン | 店頭・オンライン | オンライン ・LINE |
オンライン | 店頭・オンライン | 申し込み 相談窓口 |
特長 | でんき割でお得に利用できる。データ残量もくりこせる | 2回線目以降は家族割でお得。データ残量もくりこせるように | LINEは一部容量ノーカウント | データトッピングでプランを自由自在にカスタマイズ | 利用量に応じた段階的料金設定 | 特長 |
デメリット | 家族割の新規申し込みは終了 | 家族割適用は2回線目以降 | Yahoo!プレミアムの無料利用は対応せず。 | 通信制限速度が遅い、auサービスが使えないことが多い | 電波が届きにくい。楽天回線エリアが狭い。 | デメリット |
サービス名 | くりこしプラン +5G S/M/L | シンプルS/M/L | LINEMO ミニプラン/スマホプラン |
povo 2.0 | Rakuten UN-LIMIT VI |
サービス名 |
UQモバイル、Y!モバイル、LINEMO「ミニプラン」、povo 2.0、楽天モバイルの4つのプランでは、小容量の3GBを990円~で利用できるプランを提供しています。各プランにはメリットとデメリットがあるので、以下で詳しく解説していきます。
UQモバイル、Y!モバイル、LINEMO「ミニプラン」、povo 2.0、楽天モバイルのメリット・デメリットまとめ
UQモバイルのメリット・デメリット
UQモバイルのメリット・デメリットは以下の通りです。
・メリット
①データが余ったらくりこせる
②自宅セット割で1回線目から割引
③節約モードでデータ消費ゼロ
④お試しができる!
⑤データ増量オプション (550円)で最大5GB増量される
・デメリット
自宅セット割以外の割引条件がない
メリット① データが余ったらくりこせる
UQモバイルの最大の特長とも言っていい余ったデータ通信量がくりこせる「くりこしプラン +5G」。使わなかった月のデータ通信量を翌月にくりこせるので余ったデータ通信量を無駄にすることなく使うことができます。
※従来プランの「くりこしプラン」は2021年9月1日をもって新規受け付けを終了しています。
くりこしの条件等は後述するY!モバイルのくりこしと同じです。
データ容量の消費は、くりこし分→月間データ容量(増量データ容量含む)→追加チャージ購入分の順番に行われます。くりこし上限は、前月の残データ容量分までで、当月末まで利用可能です。
引用:UQモバイル公式ホームページ
メリット② 自宅セット割で1回線目から割引
Y!モバイルの家族割は親回線である1回線目は割り引かれませんが、UQモバイルの自宅セット割であれば、1回線目から割り引かれ、お得な価格でプランを契約することができます。
※でんきコースは2021年9月2日より受付開始、インターネットコースは2021年11月以降受付開始予定です。
家族も割引を受けたい場合は、個別に割引を申し込む必要がありますが、別姓や住居が違っていても家族と証明できる書類があれば割引の適用がされます。最大10回線まで適用可能です。
メリット③ 節約モードでデータ消費ゼロ
UQモバイルには節約モードというのがあり、最大通信速度が300Kbpsでデータ消費がゼロというサービスがあります。
300Kbpsとは画像があると動作が重くなりページが表示されるまでに時間がかかることがある通信速度ですが、SNSやテキストが中心のWEBページなどは十分に楽しめます。
メリット④ お試しができる!
実際に契約をしてから「電波が届かない…」「以前使っていたスマホが使えない」などがないように、15日間無料お試しサービスがあります。iPhoneの場合はメリット③の節約モードは試せないようですが、電波状況の確認や今使っているスマホがそのまま使えるのかなどいろいろと試せるのは大きいです。
(UQモバイルはauの電波と同じ回線を使っていますから、自宅や勤務先などに電波が届くかそれほど心配はないとは思います)
無料サービスなので迷っている方は試してもいいかもしれません。
※店頭申込みは18歳以上、WEB申し込みは20歳以上
メリット⑤ データ増量オプション (550円)で最大5GB増量される
Y!モバイルで導入されていたデータ増量オプションがUQモバイルにも登場です。キャンペーン適用で12か月間無料で利用することができます。
デメリット 自宅セット割以外の割引条件がない
家族割がないUQモバイル。くりこしプラン+5Gで割り引かれるのは「UQでんき」か「auでんき」を契約している方、または該当するインターネットサービスを契約している方向けの自宅セット割しかありません。自宅の電気プランやインターネットサービスの契約を変えるのが問題ない方はUQモバイルが選択肢の一つになりますが、そうでない方(家族割を利用したい方など)はUQモバイルに契約するメリットが少なくなります。
Y!モバイルのメリット・デメリット
Y!モバイルのメリット・デメリットは以下の通りです。
・メリット
①くりこしスタート&通信容量を子回線と分け合えるシェアプラン
②データ増量オプション(550円)で最大5GB増量される
③Yahoo!プレミアムが無料
④お試しができる!
・デメリット
①家族割で安くなるのは2回線目以降
②子回線のデータ超過時の回線速度制限が128Kbps
メリット① くりこしスタート&通信容量を子回線と分け合えるシェアプラン
UQモバイルの最大の特長ともいえるデータ通信量のくりこしがY!モバイルにも登場です。くりこしたデータ容量は翌月末まで利用可能、翌月へくりこしできるデータ容量の上限は、翌月に契約するプランのデータ容量までとなります(2022年1月までは翌月にくりこせるデータ容量に上限はありません)。
また、親回線のデータ通信容量をタブレットなどの別の端末で効率よく分け合えます。タブレット用に回線を契約するよりも安くなりますが、親回線の契約プランによって通信速度制限を受ける通信量が異なるので注意は必要です。シェアプランの詳細は公式ホームページから。
メリット② データ増量オプション(550円)で最大5GB増量される
データ容量超過時に通常の通信速度に戻すためのデータ容量追加は550円/500MBかかるのに対して、こちらのデータ増量オプションはかなりお得になっています。
初めての加入で1年間無料です。
ただし、2021年8月18日以降に新規契約と同時に申し込んだ場合、申し込み当月から適用になりますが、それ以外の申し込みの場合、申し込み翌月からの適用となるので注意が必要です。
メリット③ Yahoo!プレミアムが無料
月額508円の有料サービスであるYahoo!プレミアムが無料になるサービスで、ソフトバンクの格安プランであるLINEMOにはない、ソフトバンク本家とY!モバイルだけにあるサービスになります。
Yahoo!経済圏で生活している方にはおススメのプランではないでしょうか。
デメリット① 家族割で安くなるのは2回線目以降
家族割で割り引かれる金額は1188円と大きいのですが、残念なことに親回線は割り引かれず、子回線にあたる2回線目からの割引になります。親回線を除いた最大9回線まで適用可能です。
この点はUQモバイルの方に軍配でしょうか。
デメリット② 子回線のデータ超過時の回線速度制限が128Kbps
データ通信量を使いすぎてしまう月もありますよね。そんな時に心配なのが回線速度の制限です。親回線はシンプルSが300Kbps、シンプルM/Lが1Mbpsなのに対して、子回線は128Kbpsに制限されます。128Kbpsだとテキスト主体のSNSでも遅滞を感じてしまう回線速度です。
ちなみにUQモバイルは子回線でも通信制限時は親回線と同じくりこしプランS +5Gが300Kbps、くりこしプランM/L +5Gが1Mbpsとなっています。
LINEMO「ミニプラン」のメリット・デメリット
LINEMOのメリット・デメリットは以下の通りです。
・メリット
①割引なしでだれでも3GB 990円
②LINEユーザーは「LINEがギガノーカウント」でお得
・デメリット
実店舗・対人サービスがない(オンライン・LINEのみ)
メリット① 割引なしでだれでも3GB 990円
LINEMOのミニプランの最大の魅力は、家族割などの割引なしで、だれでも3GBで990円を実現できます。3GBのデータ使用量内であれば、楽天モバイルのUN-LIMIT VI(1078円)よりも安くなり、大手4社のプラン、大手3社の格安プラン、サブブランドの中では最安です(MVNOの格安SIMは除きます)。
メリット② LINEユーザーは「LINEがギガノーカウント」でお得
LINEトークを頻繁に使う方、通話もLINEですます方は「LINEがギガノーカウント」でお得に利用できます。LINEトークや音声通話/ビデオ通話などがデータ使用量がかからないサービスです。対象外になるLINEのサービスがあることには注意が必要です。詳しくはこちらLINEMO公式HPから。
デメリット 実店舗・対人サービスがない(オンライン・LINEのみ)
LINEMOはオンラインとLINEのみの申込みや問い合わせになり、実店舗を持っていません。対人によるサービスやアフターフォローを期待している方には不向きなサービスになります。
UQモバイルとY!モバイルは実店舗の他に、auショップやソフトバンクショップでも対応してくれますので、多くの実店舗を有しているという点で安心感はあります。
LINEMOのミニプランについてさらに詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。
大手3社の格安プラン(ahamo, povo, LINEMO)について詳しく知りたい方はこちらから。
povo 2.0のメリット・デメリット
povo 2.0のメリット・デメリットは以下の通りです。
・メリット
①基本料が0円
②データトッピングが大幅に充実。
③契約可能な年齢が13歳以上に
・デメリット
①通信制限速度が最大128Kbps
②データトッピング期限の短縮
③データ使い放題24時間は220円→330円への値上がり
④au, povo 1.0からの移行はSIMの再発行が必要
⑤支払い方法はクレジットカードのみ
⑥「各種サービス・その他」で利用できないものが多い
⑦povo 1.0 は新規受付が終了に
メリット① 基本料が0円
povo 2.0は0円運用が可能です。ただし、楽天モバイルと同様に180日間以上利用がない(有料トッピングの購入がない)場合は、利用停止や契約解除となることがあります。また別途手数料などが発生する場合があるそうです。また、0円運用時の通信速度は128Kbpsになります(詳細はデメリット①を参照)。
メリット② データトッピングが大幅に充実
従来のpovo 1.0では、データ使い放題24時間(220円/24時間)とデータ残量がなくなったときに通信制限を解除するためのデータトッピング(550円/1GB/31日間)の2種類しかありませんでした。
しかし、今回のpovo 2.0では、1GB(390円/7日間), 3GB(990円/30日間), 20GB(2700円/30日間), 60GB(6490円/90日間), 150GB(12980円/180日間), データ使い放題24時間(330円/24時間)と大幅に拡充されました。
povo 2.0のデータトッピングを30日間換算すると、以下のようになります。
- 1GB(390円/7日間)→4.29GB(1671円/30日間)
- 3GB(990円/30日間)
- 20GB(2700円/30日間)
- 60GB(6490円/90日間)→20GB(2163円/30日間)
- 150GB(12980円/180日間)→25GB(2163円/30日間)
大容量に使いたい方は150GB(12980円/180日間)のデータトッピングがもっともコストパフォーマンスがよいです。UQモバイル、Y!モバイルの25GB(2970円/1ヶ月)よりもかなり安くなっています。
メリット③ 契約可能な年齢が13歳以上に
povo 1.0では20歳以上の個人でしたが、povo 2.0では13歳以上の個人に引き下げられました。ペアレントコントロールなどは十分にする必要があると思いますが、13歳以上の個人であれば誰でも契約することができます。
デメリット① 通信制限速度が最大128Kbps
残りのデータ容量が0GBになった時や0円運用時の通信制限速度が最大128Kbpsとなりました。従来のサービスであるpovo 1.0では最大1Mbpsだったのに対し、かなりダウンしています。
128KbpsとはLINEのトークやテキストメッセージはやりとりできますが、SNSやYouTubeなどの画像付きサイトや動画は大変厳しい速度です。
同じ格安プランのLINEMOのミニプランが最大300Kbpsなのに対してかなり厳しい値になっています。
デメリット② データトッピング期限の短縮
データトッピングの有効期限が31日間ではなく30日間, 90日間, 180日間になっている点です。1ヶ月は30日あったり、31日あったりしますので、毎月1日にデータトッピングを追加する、というやり方はpovo 2.0では通用しません。
その都度あるいは月に何回か、ユーザー自身の手で現在のデータ残量を確認して必要に応じてデータトッピングを追加で支払うというユーザー自身による主体的な活用が望まれます。
データトッピングをし忘れていると、通信速度が最大128Kbpsに激落ちしてしまいます。
デメリット③ データ使い放題24時間は220円→330円への値上がり
これまでpovo 1.0の魅力的なトッピングとして24時間のデータ通信使い放題というトッピングが220円で利用できましたが、こちらが110円の値上げで330円に。povo 1.0からのユーザーでヘビーに使っていた方は地味に痛いかもしれません。
デメリット④ au, povo 1.0からの移行はSIMの再発行が必要
eSIMは使用できますが、物理SIMを利用する場合は注意が必要です。auとpovo 1.0からの移行の場合は物理SIMカードを再発行してもらう必要があります。
デメリット⑤ 支払い方法はクレジットカードのみ
povo 1.0では、「※1:auから移行された場合、au回線との合算請求/KDDIまとめて請求を引き継げます。」とありますが、povo 2.0の支払い方法はクレジットカードのみとなっています。
デメリット⑥ 「各種サービス・その他」で利用できないものが多い
povo 1.0では利用できていたが、povo 2.0では利用できないサービスが多くあります。詳細は下記のpovo 2.0とpovo 1.0を比較したブログ記事か公式ホームページをご覧ください。
従来からauのサービスを利用されていた方は、povo 2.0でも引き続き利用できるか確認をしてください。
デメリット⑦ povo 1.0 は新規受付が終了に
契約中の方は従来のpovo 1.0を引き続き利用することができますが、povo 2.0のサービス開始後は、povo 1.0は新規受付終了となりますので注意が必要です。
つまり、povo 1.0を契約したい方はpovo 2.0のサービスが始まる前までに契約をしなければいけません。
楽天モバイルのメリット・デメリット
楽天モバイルのメリット・デメリットは以下の通りです。
・メリット
①専用アプリの使用で国内通話の通話料無料
②どんなに使っても最大3278円と安い
・デメリット
電波が届かないエリア・場所が多くある
メリット① 専用アプリの使用で国内通話の通話料無料
UQモバイルとY!モバイル、LINEMOは通話料が高いのが難点の一つです(22円/30秒※通話オプション適用なしの場合)。一定時間かけ放題や国内通話かけ放題などのオプションはありますが、月額料金が高くなります。その点、楽天モバイルは専用アプリを利用すれば、国内通話に通話料がかかりません。電話を多くする方は楽天モバイルも候補に入れるとよいでしょう。
メリット② どんなに使っても最大3278円と安い
また、データ通信を使いすぎてしまう月がある場合もありますよね。UQモバイルとY!モバイル、LINEMOは通信制限がかかるか、追加料金を支払って通信制限解除のための容量追加をしなければいけませんが、楽天モバイルの場合は従量課金制のため、楽天回線エリアであれば通信制限がかかる心配がありません。さらに、20GB以上の大容量を使ってしまったとしても、月額最大3278円と大手3社の既存プランに比べれば大変リーズナブルです。
デメリット 電波が届かないエリア・場所が多くある
楽天モバイルのデメリットは回線が届きにくい点です。都市部でないとメイン回線としての契約は依然として厳しいのが現状です。この点は、少しずつ改善していっていますので、今電波が届かないところが今後もだめという話ではありません。楽天モバイルは2022年2月4日に4G人口カバー率96%を達成しました。楽天モバイルのエリアについてはこちら楽天モバイル公式ホームページから。
そこでおすすめしたいのが、サブ回線としての契約です。メイン回線にはLINEMOのミニプランを契約し、サブ回線に楽天モバイルを通話用として契約します。そうすることでデータ通信はソフトバンク回線の安定した通信が期待でき、通話は楽天モバイルの専用アプリで無料で利用できます。もちろん、LINEの音声・ビデオ通話ならデータ消費もなく無料で利用できます。
※DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応しているスマホ(iPhoneならXS以降の機種)が必要です。
楽天モバイルのUN-LIMIT VIについて、大手3社の格安プラン(ahamo, povo, LINEMO)と比較しながら詳しく知りたい方はこちらから。
UQモバイル、Y!モバイル、LINEMO「ミニプラン」、povo 2.0、楽天モバイルの小容量プランに向いている人はこんな人!
実店舗・対人サービスを希望される方は UQモバイル、Y!モバイル、楽天モバイル
LINEMOやpovoは実店舗・電話等によるサービスやサポートがないことで低価格を実現している料金プランですから、実店舗でのアフターサービスや、電話等による質問や対応を希望される方向きではありません。
実店舗や電話等によるサービスやサポートを希望される場合は、UQモバイル、Y!モバイル、楽天モバイルがよいでしょう。
UQでんき、auでんき、auひかりなどの契約者の方はUQモバイル
大手3社に比べれば割引がなくても十分に安い料金設定(3GBで1628円)ですが、せっかくある割引なら利用したいですよね。電気または家庭のインターネットサービスをUQモバイルが指定するもので契約ができればお得に利用できます。
家族割利用、Yahoo!経済圏の方はY!モバイル
家族割が使える方や、Yahoo!経済圏で生活している方はY!モバイルがいいでしょう。電気やインターネットサービスをUQモバイルが指定するものを契約するのが難しい人向けでもあります。
電波が届く、楽天経済圏なら楽天モバイル
各種割引がなくとも十分に安く利用できるのが楽天モバイルです。生活圏で楽天回線の電波が届くのか、しっかりと事前に確認する必要があります。ただし、エリアが圏内になっていても建物内や地下などは電波が届かない場合があるので注意が必要です。楽天モバイルのエリアについてはこちら楽天モバイル公式ホームページから。
また、楽天経済圏で生活している方はポイントが貯まったり使えたりする楽天モバイルは選択肢の一つではないでしょうか。
それ以外の方はLINEMOのミニプラン
電気やインターネットサービスは契約したり契約変更したりできない、家族割にも入れない、Yahoo!経済圏でも楽天経済圏でもないし、楽天モバイルの電波は届かないし…などなどこれらに一つでも当てはまる方は、ソフトバンク回線を利用したLINEMOのミニプランがおススメ。しかし、電話や店舗での対応がない点はあきらめないといけません。
自分でカスタマイズ、データ使用量にばらつきのある方はpovo 2.0
自分自身でプランをカスタマイズしたい方や、データ使用量に大きなばらつきがあり、それがあらかじめ予想できる方はpovo 2.0でお得に運用ができます。自分自身で日々のデータ使用量を確認し、適切なデータトッピングを追加できる人向けでもあります。
まとめ
料金体系だけのことを考えたら、やはり楽天モバイルが最強なのですが、完璧とは言えず、どこかに不満点があります。サブブランドや格安プランを比較し、よりよいプランを契約できるといいですね。
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